爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ4)

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51　葵の好きな人ページ4

中学生になれば葵はどんどん友達を増やしていった。

「もう！Aの私服合ってないよー明日一緒に買いに行くよ！」

『そ…そんなダサいかなぁ…』

「んー…そうじゃないんだけど…サイズ。」

『…？』

「マジ？ウチらも同行していい！？ついでにプリ撮ろうよ～」

ぞろぞろと集まる女子。私も中学生らしく皆と一緒に遊んでいた。

…その頃までは。

「Aは好きな人いる？いや、いるよね？」

『？別に…』

「このー！隠しやがって！」

『ええ！？』

「そーいう葵はいないん？」

「わ、私！？……」

「いるなー！教えてよー」

皆がワイワイ葵に寄る。……好きって何だろう。

「神葉(カミハ)……」

「キャー！！マジ！？」

「ちょーお似合いなんですけど！」

「ちょ…そんなこと…」

照れる葵。神葉くんか…確か運動神経抜群でいつも元気な人だよね。

個性も強い人…ヒーロー目指してるって言ってたな。

…

「やっと夏休みだしAもウチらと都会のランド行こうよー」

『ごめん、私勉強と個性伸ばさないと…』

「そっか…残念！でも、あんま堅苦しいと彼氏出来ないよー？」

『えぇ…？』

「つーかAは成績めちゃ良いじゃん。個性も強いから大丈夫だしー」

『でも、雄英はそれくらいじゃ受けれない気がして…』

「そマ！？雄英！？…偏差値マジエグいとこー」

「じゃあ私とは高校離れるね…」

葵は悲しそうに口を開いた。

『大丈夫、ずっと友達だから。』

「葵は確か…専門学校！合ってる？」

「そう！皆に最新の服着せてあげる！」

…

時は流れ中学二年生。葵は神葉くんと同じクラスになれたので毎日嬉しそうだ。

「…俺さ、今度の合宿で告ろうとしてんだ…」

「え！？誰誰！？」

「近くにいるから言えるわけないだろー？」

「え～良いじゃん！教えてよー？」

「合宿でな…」

…

「これもはや告白だよね！？やったー！」

帰り道、葵は嬉しそうにバタバタする。

『付き合えるといいね。』

「もう緊張するなぁ…」

「だって神葉言ってたもん！そいつは優しくて可愛くて俺の大好きな奴って！」

『完全に葵だね。』

またキャーキャー言いだす葵。恋愛って楽しいのかな…

「それに班一緒になろうぜって誘ってきたんだよ！？」

合宿まであと2日。

私の運命を大きく変えた合宿。