馬鹿田高校の君たちへ３ (ページ21)

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んー。ジャージは慣れないなー…

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哲｢───終わったか？｣

ドアの向こうから哲也の声が聞こえてくる

あ｢お、おう！今行く！｣

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私は慌ててスパイクをつかんで飛び出した

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聡｢まずはー…サッカーの練習だな。渉はサッカー経験あんの？｣

あ｢まー……一応？｣

聡｢───一応？｣

あ｢ちょっとーかじったぐらい(笑)｣

聡｢まじかよー…｣

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"やっちまった"みたいな顔をしている聡

そこまで言わなくてもー……

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達｢そこまで言わなくたっていーだろー…なあ？渉｣

あ｢ほんとだよー聡ひどすぎ｣

私の肩に手を回し言う達也に私も賛同する

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達｢誰がキーパーやっかなー｣

あ｢キーパーかー…怖っそー｣

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キーパーとか聞いただけで寒気がする。だってボール飛んでくるんだよ？

ぶつかったらそれこそ終わりだよ！

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達｢橋本でいんじゃね？｣

達也に指名されたのはずいぶんとがたいのいい橋本くん

うん。凄くいいと思う。

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橋｢俺は別にーいいけど？｣

聡｢っしゃ！じゃー橋本はキーパーで決まり！｣

達｢ポジションとかいちいち決めんのだるくねー？｣

聡｢だるくても決めんの！！｣

達｢わぁーったからそんな怒んなよー｣

聡｢ったく……｣

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私の肩に回していた手を下ろし慌てて縮こまる達也

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あ｢ポジションかー…｣

達｢まぁ俺たちなら余裕で勝てるっしょ！な！？渉｣

あ｢────あ、あったりまえだろーっ！！？///｣

達也が私の肩に再び手を回し顔を覗き込んでくる

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近い。

近すぎる。////

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