馬鹿田高校の君たちへ３

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-Aside-

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花音…ちゃん……だっけ？
この子とは、何かやたらと話が弾んで、さっきから相当二人で話している。

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あ｢──で、達也ってゆうやつがさー…｣

花｢へぇ…そうなんですか。やっぱり男の方同士って言うのは…｣

あ｢そうそう、それでな───｣

花｢あっ！私にもそういう経験ありますわっ！！｣

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隣でしらーっとした顔をしている麻耶や、凄い勢いでこっちを睨んできている祥平さんは気にしないことにしよう…(笑)

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花｢───そういえば…渉さんには彼女さんとか……いらっ…しゃるんです…か………？｣

あ｢──まさか！いるわけ…ねぇよ｣

花｢そうですか！そっか…そうですか────///｣

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さっきまでほんのり赤みがかっていただけの頬が急に真っ赤に染まった

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─────これは……ちょっと色々と……やばい…感……じ──？

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あ｢ちょ…ちょっと……トイレ…行ってくる…な｣

花｢あ…は…はいっ！｣

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少しうつむき加減で返事をする花音ちゃんに、申し訳ないと言う視線を向けてから席を立ち、歩き出した

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私…このまま嘘……つき続けて………いいのかな？

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気持ちが沈んだまま、私はトイレへと向かった。

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