Crazy Love's Kiss-4-

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＿＿＿Aに未練があるのかな

＿＿＿でもAまだ完全にペン卒してないじゃん

＿＿＿忘れるにも忘れられないよ〜好きな子が自分見てかっこいいかっこいい言うんだもん



いつの日かのモモの声が、頭の中で響く。


目の前の酔っぱらいジョンデの口から出る言葉は。

ほんと？

うそ？

どっち？


「でも、Aちゃんの事応援したいから
俺はもう何も言わない！！」

「ジョンデ今すごいこと言ったけど・・・」

「ベクと幸せになって？結婚本当におめでとう」

「結婚まだしないし・・・」

「まだしないの？」

「うん」

「なんだ、よかった。・・・じゃあ・・・さ」

ガッと肩を掴まれて。

ビックリしすぎて固まる。


何？


真剣な目で見つめられると。

身動き取れなくて。


「・・・ジョンデ？」

「ベクにはないしょ」


って、いって。

目の前が暗くなった。

と、同時に
唇に当たる、ジョンデの唇。


一瞬、何が起こってるか分からなくて。


え？今ジョンデにキスされてる？って
おもった瞬間。


体中に走りめぐる、

嫌だっていう感情・・・


「や！！なにするの！」


バチンッ、って音がして

ジョンデが左の頬を抑えたのを見た瞬間。

今、私無意識にジョンデをビンタしたんだって
やっと、理解する・・・


うそ、やだ・・・


ベクくん以外の男の人に、唇・・・


やばい、なきそう・・・


「いってぇ・・・」

「ジョンデ、ご、ごめ・・・」

「やっぱり、ベクがいいんだ・・・」

って。弱々しく吐き出したジョンデ。

どうして？

1年間上手くやってきたのに・・・

今になってこんなことが起こるの？

「ジョンデ！？あ！Aちゃん！ごめん・・・
絡んだ？ごめんねほんと、なんか珍しく潰れちゃってさ。」

って。
しうちゃんが駆けつけてきて。

申し訳なさそうに私を見るから。


「ううん、大丈夫・・・」


とりあえず誤魔化しておいた。


今起きた出来事は。


私の中に封印することにする・・・


ベクくんを、悲しませたくないから・・・

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