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裕「じゃあ...俺リハ行くな」
「ん、怪我しないようにね」
裕「ありがと。Aちゃんも頑張って」
近所のカフェでブランチを食べて、店の前で別れを惜しむ。
「ありがとう」
裕「今日の夜さ」
「ん?」
裕「ハンバーグ食べたい」
「ん、わかった。少し遅くなるけどいい?」
裕「ん、平気」
裕太は握ったAの手をブラブラと揺らす。
「どうかした?」
裕「涼太くん...いいなーって」
「え?」
裕「だって今日ずっとAと一緒やん」
ぶっきらぼうにそう言えば、Aは可笑しそうにしている。
裕「笑い事じゃないって」
「いや、だって(笑)」
裕「そんな笑ってたら、夜またお仕置きやで?」
「はいはい、ごめんって(笑)」
裕「お仕置き決定やな」
「ん、わかりましたよ(笑)」
Aはあまり気にしていなさそうに笑い続ける。
裕「なぁ、笑わんとってやー」
「だって、可愛いんだもん(笑)」
裕「何言ってんねん」
「好きだよ、裕太」
改まったようにそう言えば、裕太は頬を赤く染める。
裕「いきなり言うのは反則やろ...」
バカ、と裕太が呟けば、再び笑いが込み上げてくる。
「バカって言う方がバカって、前に言ってなかったっけ?(笑)」
裕「今のはAちゃんがあかん」
「ん、そうだね(笑)」
じゃあ行くね、と手を離そうとすると、グッと引かれて裕太の顔が近くに来る。
そして、おでこにチュッと唇が触れれば、Aも顔を赤く染める。
裕「これ、仕返しやからな」
「もう...」
こうして2人はそれぞれの現場に向かった。
涼「なんか機嫌良さげですね」
「そうかな?」
涼「裕太くんと、デートしてきたんだー(笑)」
「デ、デートなんて大げさじゃないよ」
涼「顔赤くなってますよ?」
「やめて下さい!」
もう、と涼太のメイクに集中する。
涼「もうひとつ俺の予想聞いてくれます?」
「ん?」
涼「涼太くんいいなー」
裕太の真似をしているのか、いつもと違う口調で涼太はそう言う。
「え?」
涼「言われたでしょ?」
「もう...ジェネはセクハラが多すぎ」
そう言ったAの頬は、少し赤くなっていた。
涼「わかりやすいなー(笑)」
一方の裕太はというと...
隼「何やねん、昨日はこの世の終わりみたいやったくせに(笑)」
裕「うっさいわ、ボケ」
隼「幸せそうな顔しやがって(笑)」
こうして2人はそれぞれ仕事に励んだのだった。
EP4 -The End-
_____Episode 5____→←____る_____________
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べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時