____圧_______は____ ページ26
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「面白かったね?」
裕「うん」
「そろそろ寝る?」
Aがそう尋ねるが、裕太は相変わらずジッと見るだけで返事をしない。
「どうしたの?言ってくれなきゃわかんないよ?」
子供に言うみたいにそう言うと、少し不機嫌な表情になった裕太。
「じゃあ...ココアでも入れて飲もうか」
そう言ってAが立ち上がると、腕を引いて引き止めた。
「いらない?」
裕「おって」
「ん、わかった」
裕「こっち向いて」
「はい」
そう言って裕太の方に体を向けると、膝の上に座るように促してくる。
「これでいい?」
裕太に対して横を向く形で膝の上に座り、片腕を裕太の首に回した。
胸元の辺りに顔を寄せた裕太を見て、Aは正解だったと判断する。
「何か言いたいことがあるならどうぞ」
あまり顔が見えないように抱きついてくる時は、だいたい何か言いづらいことがある時だということをAは知っている。
裕「ん...」
「なーに?」
裕「...ヤキモチ」
それだけボソッと言うと、抱きしめてくる腕に力が入る。
「そっか」
裕「龍友くんとずっと話してるし」
「うん」
裕「違う男とも話してるし」
「うん」
裕「めっちゃ楽しそうやし」
「うん...(笑)」
裕「結構飲んでたし」
「そうだね(笑)」
裕「俺も妬かせたろうって思ったけど、周り男しかおらんし」
「そんなこと考えてたんだ(笑)」
ごめんね、と裕太の頭を撫でれば、こちらを向くように促される。
向かい合った状態で膝に座り直すと、さっきよりグッと目線が近くなった。
裕「何話してたん」
「ほとんど2人の相談だよ」
裕「龍友くんに何でお風呂入ってること言ったん」
「あー、それはごめん(笑)一回はぐらかしたんだけど、真剣に知りたかったみたいだったから...」
裕「別にええねんけど」
「ん、そっか(笑)」
Aはそう言って笑うと、裕太にグッと引き寄せられて抱きしめられる。
裕「あんま妬かせんなって」
「ん...ごめんなさい」
裕「ジッと見るけど全然気付いてくれへんし」
「そういうことだったの?」
裕「え、今まで気付いてへんかったん」
「ん、ごめん」
裕「ちょっとは俺のことも見てやー」
そう言って裕太がうなだれてくるのがおかしくて、Aは謝りつつも笑いがこらえきれない様子。
「時々見てたよ?(笑)」
裕「でも全然気付いてないやん」
「ん、ごめんなさい(笑)」
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____が_____________→←____の_______ん____
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べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時