95話目 ページ45
いつも通りの朝礼。
グルッペンはトントンに怒られてて、兄さんは机に付して寝てて、しんぺい神が起こした。ひとらんらんとオスマンは談笑に花を咲かせてる。
鬱先生の話にコネシマは爆笑してて、ゾムはエーミールに朝食を盛り、ロボロはシャオロンと内緒話。ショッピはチーノと何やら面白いことを企んでいるようだ。
そんな仲間たちを楽しそうに見つめる女性。
楽園のような場所に、侵入者が現れた。
「キョウカさん」
『?』
扉をあけたのは、息を切らした一人の女の子。手に紙束を抱え、決死の表情で中にはいる。
「これ、どういう事ですか?」
バンっと机の上に散らばせた書類。キョウカと呼ばれた女性はその一枚を手に取り
『・・は？』
絶句する。
書類には、彼女の名前。そしてもう一つ、今臨戦状態に入っているとある国の将軍の名前だ。
「これ、あの国の将軍様の名前ですよね。なんですかこの契約書。」
書かれてる内容は［キョウカをこちらの国に引き入れ優遇する代わり、我々国の機密情報を運ぶ］といったものだ。
もちろん女幹部のキョウカにはまるで見当がつかない。自身のサインが偽物であることはすぐ察した。
「これ、キョウカさんの部屋の金庫にありました。最近不審な行動が多くて、勝手ではありますが部屋に入らせてもらったんです」
不審な行動についても具体的に話す。彼女にそれを否定するすべは無い。全て一人で行動していた時間帯だ。
『(私を貶めようとするのは構わねぇけど。困ったなぁ)』
彼女が心配してるのはただ一つ。
『(将軍のサインは本物だ。こいつどっかで通じてるな)』
もしここで違うと否定すれば、仲間はそれに賛同する。そうすると夢見に罰が下るだろう。
問題はその後。城のマップを知ってる彼女が向こうの国へ行ってしまったら、こっちが不利になること間違いない
追い出さないとしても、夢見は諦めない。今度はもっと取り返しのつかない事をするかもしれない。
zm「・・・うそ、やろ？」
沈黙した彼女が恐ろしく、ゾムは声をかける。
『(私は嘘が嫌いだ。あぁだけど、だけどね。)』
キョウカはくるりと幹部全員の顔を見る。そして、ゆっくり微笑んだ。
『(お前が幸せに生きられない明日が大嫌いなんだよなぁ)』
少し時を戻して
味方に甘い、ある幹部の話
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ガチャ爆死した - 唐突な百合に吐きかけた…注意書きしてください、お願いしますガチで地雷なんです (2023年1月2日 17時) (
レス) @page9 id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あのゾムとシッマがらっだぁ達に電話かけたとき俺めっちゃ混乱して猫のところ行って落ち着いてまた見て混乱するっていう謎の行動をしてしまったのですが！？…家族寝てて良かったわ… (2020年8月31日 23時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
彩羽 - ５９話の夢主イケメンか？惚れたわ (2020年4月12日 14時) (レス) id: 8500c7cb94 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなはなひなはな - まっっじで！このシリーズ好きです！強いていうなら、このシリーズ落ちはいないのですか？まだ途中までしか読んでないので、もしいたらすみません！ちなみに私はゾムニキ推しです（） (2020年3月15日 3時) (レス) id: 6dd1ea0e59 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん - 読んでるコッチが頭使う、、、 [そして彼女は、この小説にのめり込んでいくのであった。。] (、、、は??) ww更新頑張れくだせぇ!! (2020年3月12日 12時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月24日 16時
