62話目 ページ12
騒動があり昼休み。いつもくる後輩のために席を作っていると、教室のドアが壊れたか？くらいの大きな音。と
「「先輩！！！」」
私の鼓膜が敗れるくらいの大声。チーノはともかくショッピ、お前そんなでかい声出せるのか。
syp「せ、せせ、先輩、こ」
『こ？』
cn「コネシマとキスしたってほんまですか！」
もう一年生のところまで広がってんの。はや。
『いやまぁ事情があって』
syp「したんですか！？」
ショッピは私の肩をつかむ。
『いやショッピ声がでかい』
cn「嘘やない・・？」
『チーノどうした』
こんな後輩見たことないってくらいテンションやばいんだが。面白いので見てたいけど、床に伏さないでほしいそこ邪魔。
『お前ら聞いてくれ、これには訳が』
kn「あーっははははは！！何！？どういう状況やねんこれ！」
床に伏せてた二人は弾けたように顔を上げ、私は振り返る。
『コネシマどうしたよ』
kn「おん？いや、飯くおー思ってな。どしたんやこれ。おもろいやんけ」
一から事情を説明したいのに聞いてくれない後輩の図だよ。
syp「コネシマァ！！」
『ひぇっ』
ショッピそんなどすの聞いた声出してどうした。
kn「え」
cn「絶対許さねえ」
kn「なになになになに！？」
『草』
kn「俺なんかした！？」
じりじりと寄っていく後輩と、珍しく本気で青ざめているコネシマを見るのは楽しいが、私は早くご飯が食べたい。
『はいはい、しゅーりょー』
件の写真を二人の前に出す。
cn「？」
syp「なんやこれ」
『実はね』
cn「なんや、そういうこと」
『そだよ』
syp「でもキスしたことには変わりないんすよね」
そんなに私の唇を大切にしてくれてんのか。いや後輩も保護者かって。
『あの場を抑えるにはあれしかなかったしな』
夢見とのキスなんて以ての外。
しかしまぁ、私の事ならともかく周りを巻き込まないでほしいものだ。
クソみたいな昔を思い出す。
cn「・・先輩？」
『うん？』
cn「疲れてます？」
『・・んなことないよ』
優しい後輩の頭をなでて立ち上がる。トイレ行こう。
『トイレ行くけどついてくる？』
syp「いいんすか」
『いや来るんかい。構わんけど』
kn「お、俺も行こ」
cn「素人童貞がキスしたからって調子乗らないで」
kn「今なんにも関係ないやろ！！」
『え、シッマ童貞だったの？』
kn「ちゃうわ！」
syp「素人童貞っていうのは〜」
kn「余計なこと言わんでええねん！」
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レス) @page9 id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月24日 16時
