52話目 ページ2
昼の時間。後輩組が来る前に廊下で待機する。
お、いたいた。お前らいつも一緒にいるな仲良しか。手を振り上げれば二人とも早足でこちらに来る。
『チーノ、ショッピ』
cn「おはようございます！先輩」
syp「おはようございます」
屈託のない笑顔で昼メシ持ってくる可愛い後輩に言うのは心苦しいんだが
『すまん、今日コネシマとロボロと食べる約束したんだ。悪いが今日は二人で食べて』
「「はぁ！！！？？？」」
めっちゃ大声出すじゃんびっくりした。廊下にいる人たち全員こっち向いたぞ。
『来てもらって悪いけど』
syp「なななな、なんで？」
『落ち着けショッピ？？』
cn「えっ、嘘やん、そんなことなくない？先輩が俺らと・・めし・・・」
『チーノ深呼吸して？？』
こんなに落ち込むとは思わなかった後輩ズしっかりしてくれ。
cn「先輩、俺らとご飯食べるの、や？」
『嫌じゃない！嫌じゃないからね！』
syp「じゃあなんでなんすか」
『それはー・・』
口が裂けても言えないことなんだが。裂いてみせようか。
目をそらせば二人は駄々をこね顔を隠し始める。まって泣かないで！？ちょ、どうしようこれ。
『わかった！わかったから！今日はー』
後ろから伸びてきた手によって口を抑えられ、後ろに引かれる。硬い何かに頭があたり、上を見上げれば
『！』
kn「なに嘘泣きしてんのや」
なんだコネシマかよ。胸板厚いなおい。
rb「キョウカさん、あかんで。こいつらすーぐ嘘つくからな」
ロボロは笑いながら二人を見る。後輩ズは手をおろし
cn「なんやねん童貞ホビット嘘つき野郎が」
syp「コネシマさんなんでいるんすか。先輩離して今すぐ帰れ」
前々から思ってたんだけど君たち口悪いよねやっぱり。
『嘘泣きだったんかい』
cn「先輩と食べたいって気持ちは嘘やないですよ！」
『へーへ、明日は一緒に食おうね』
syp「約束ですからね」
よしよしと背を伸ばして二人の頭を撫でる。
『聞き分けのいい後輩は好きだよ。』
二人を見送る。
さて、人通りがなさそうな教室探すか。
kn「飼い慣れとるの」
『飼ってやろうか？』
kn「遠慮しとくわ」
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レス) @page9 id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月24日 16時
