47話目 ページ47
『ちょ、まって、待ーて待て待て待て待て！！』
目頭を押さえ涙を止める。
kn「新種のセミか？」
『そうだよ！ちげぇよ！！』
rb「どっちや？？？」
頭が真っ白になり、次に疑問がぶちまけられる。
kn「ほらロボロ、合言葉返したやん。」
rb「返されたけど、キョウカさん完璧に分かってないみたいな顔してるで」
kn「バグったか？」
rb「多分」
『な、何の話？』
二人は顔を見合わせ、ロボロがこちらを向く。
rb「なんや噛み合っとらんな。なんかずれたか？」
kn「ずれたなうーん。」
『？？？？？？？』
はてなマークが目に浮かんでるのが見えてないのかこいつら。
kn「お前、前世の記憶ある？」
『前世・・まて、前世？』
記憶はないが、記録ならいる。
rb「対の言葉返したんなら、間違ってはない。何がずれてるんや」
こいつらが言ってるズレってまさか
『前世の私に用がある？』
kn「なんや、繋がったか？」
コネシマは待ち構えてたかのように身を乗り出す。
『ちょ、っとまってろ』
目を閉じて彼女に話しかけてみる。私から話しかけたことないんだが、これ繋がるのか？
[お、なになに？君から話しかけるなんて珍しい]
繋がった。
コネシマとロボロってのが貴女に用があるらしいけど、心当たりは？
私の問に見えない彼女は息を呑み、そして、楽しそうに笑い始めた。
[ふふふ、はやいなぁ。いいね。OK。なら、彼らにこう伝えて]
目を開けると、二人は運ばれた料理にも手を付けず私を見る。私は彼女からの伝言を頭の中で繰り返して
『・・・狂犬、天の声』
「「！」」
『さて、同志達
腕は落ちてないな。
大変結構。
さて、共犯者共
ヘマはしてないだろうな。
聞かずともわかる。
作戦は進行中。
優先すべきは私ではなく、この身体の娘だ。彼女の要望は出来る限り答えろ。彼女意見が最優先だ。以上』
軍人のような口調に違和感しかない。こんな堅苦しい言葉を話す人だったのか。前世の私。つか知り合いだったのか。前世のこいつらと。
通じるか、という不安は彼らの顔を見て消え去った。
rb「はぁ〜、どんだけ待たせるねん。」
kn「ま、プロ結果やな」
二人にも何か繋がったのだろう。脱力し、表情が緩んだ。
rb「えーっと、一つ質問。キョウカさんは前世の記憶を持ってないんよな」
『持ってないね。前世の私が中にいるけど、記憶はもらってない。』
kn「分裂したっちゅーことか」
rb「統合せんかったんやな。納得」
満足したか？
『なら次はこちらから質問させて』
聞きたいことが山ほどあるんだよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1857人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽていとう - 世界一かっこいい骨の戦闘曲…だと…！？やっぱ神だよね⭐︎ (6月20日 20時) (
レス) @page7 id: c6d2a356b9 (このIDを非表示/違反報告)
ピラフ大好き - めっちゃかっこいいし面白いって神か？あっ！神だ（確信） (2020年11月29日 13時) (レス) id: 274814f204 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - niさんとの自己紹介爆笑ｗｗｗ面白かったです！ (2020年8月13日 2時) (レス) id: 024f1c0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
モンテージ - カッコよき！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: 17ee63c14d (このIDを非表示/違反報告)
パイ生地(プロフ) - 連投失礼。なんでこんな素晴らしい作品にもっと早く出会えなかったんだって口から出てました。 (2020年3月15日 3時) (レス) id: 41604f8360 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月10日 19時
