4話目 ページ4
退院し、学校です。
杖をつきながら登校路を歩いてます。良かった近くて。迷わずに住むわ。
この身体の記憶はどうやっても蘇らず、そして日記なんてものは何一つなかった。
なので、学校では殆ど記憶喪失ですと伝え、新しい私を始めようと思います。
何があるかはわからないがとりあえず目標を立ててみました。それは
『目指せ、陰キャ』
あんまり人間が好きではない私です。前世？車に引かれる前までは一応外面は良かったんですよ。
だが面倒だ。面倒臭い。あいにく一人でいると寂しくて震えるなんてことはない。
必要以上の会話はせず、友達も必要以上はいらない。外面よくなくても仲良くしてくれる人だけでいいや。
ペアを組め？サボるわ。グループ討論？私抜きでどうぞ。隣の人と相談しろ？その前に解決します。
さてと、陰キャ生活楽しみますか。
学校につき、職員室により、そのままクラスに直行します。ドアをガラリと開ければ、クラス全員がこちらを見る。見ないで頼むから。今から空気と同化するからもう少し待ってて。
自分の席を確認して座る。流石に疲れた。松葉杖を横にかけ、背もたれによりかかる。
「キョウカさん」
名前を呼ばれ前を向くと、おっぱ、失礼。えぇと、いかにもお嬢様みたいな巨乳が。
その後ろから双子が顔を出す。
「記憶をなくされてるんですってね」
「大丈夫？」
「痛くない？」
クラスメイトの顔と名前は一応覚えてきたんだよ。この人たちは確か
『西園寺さんと・・ひな、かな？』
「そうだよ！」
いや顔面いいな。この三人。
「屋上から落ちた記憶は覚えてらして？」
『いや、それが全く・・・』
あとやっぱり屋上から落ちたって皆知ってるんだね。恥ずかしい。
クラスで最初に話しかけてきたんだ。私と仲がいいということだろう。となると、なんで屋上から落ちたかくらい知ってるか？
『あの』
声をかけようとした瞬間、ドアの音に三人が振り返る。入ってきたのは、ふわふわで可愛らしい女の子。
「うっわー」
眉をひそめたのはひなかなのどちらか。
「あら、夢見さん、おはようございます」
西園寺はドアの近くにより、三人で女の子を囲む。囲まれた女の子は肩を震わせ、涙を浮かべる
「ひっ」
「は？西園寺がおはようって言ってんだよ？」
「挨拶くらい返せないの？」
険悪なムードだ。クラスメイトは見て見ぬふりをしてる。悪いがここで止めに入るほど勇者じゃない。あの子には悪いが転校したほうがいいんじゃないか。そう思い見ていると
あの子の上から、ドアにかかる大きな手。
「おいごら、何してるん」
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ぽていとう - 世界一かっこいい骨の戦闘曲…だと…！？やっぱ神だよね⭐︎ (6月20日 20時) (
レス) @page7 id: c6d2a356b9 (このIDを非表示/違反報告)
ピラフ大好き - めっちゃかっこいいし面白いって神か？あっ！神だ（確信） (2020年11月29日 13時) (レス) id: 274814f204 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - niさんとの自己紹介爆笑ｗｗｗ面白かったです！ (2020年8月13日 2時) (レス) id: 024f1c0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
モンテージ - カッコよき！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: 17ee63c14d (このIDを非表示/違反報告)
パイ生地(プロフ) - 連投失礼。なんでこんな素晴らしい作品にもっと早く出会えなかったんだって口から出てました。 (2020年3月15日 3時) (レス) id: 41604f8360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月10日 19時
