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部屋に籠ってラインのトーク履歴を見返す。
ウサギが「ありがとう！」と可愛くハートを散りばめてるスタンプが送られてきて、それで終わってる。
捻くれてるから、どうせって思ってしまう。
……あー、もう、こんな面倒臭い女になってしまったの、全部アイツのせいにしたい。浮気なんてしなければ、浮気なんてされなければ、こんな風に思わんかった。
……
毛布を被って泣いてたら部屋の扉が開く。
慌てて涙を拭いて、誰か分からへんけど見られたくなくてそのままでいればポン、とあやす様に肩を撫でる。
「かみちゃんから聞いた。大丈夫？」
『大丈夫』
「そっか。……なあ、顔見たい」
『流星、いまはそっとして欲しい』
「うん、でも、心配やねん」
『…ひとりになりたいから、』
「そしたらまた泣くやん」
急に布団を捲られて、眩しい。
流星の表情は怒ってるわけでも無く、普段のように穏やかな表情でも無い。よく分からない、その表情に困惑する。
かみちゃんに話してないけど、何かと察しが良いから私が泣いてる理由も分かったのかもしれない。
「…A、俺んとこ来てよ、」
『どうしてそこまで私に拘るんよ、他に女の子沢山居るやんか』
「Aがいいから。世界探したらAよりも可愛い人が居るかもしれん。でも、俺はAがいいねん。好きやから、誰よりも大好きやから」
『馬鹿やないの…っ、私、』
愛されたい。誰よりも。
束縛はされたくないけど、ずっと好きでいて欲しくて、
可愛いって褒めて欲しくて、
私がいちばんであって欲しくて、
不安な事あるとモヤモヤしっぱなしやし、ワガママだって沢山言うと思う。
「返事は待つ。イエスでもノーでも、俺は受け入れるから。Aの本当の気持ちを聞けたらそれでええ」
『うん、』
「今日はさ、側にいてもええ？そしたら泣かずに済むやろ？」
『…ありがとう、』
流星の口角が上がった。
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☆(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました！読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (
レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます！ (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2022年11月10日 21時
