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アイロンで伸ばして前髪を作る。
はあ、って思わず出た溜息にかみちゃんは「んはは」と呑気に笑う。昨日、死ぬ程大ちゃんと望、流星に揶揄われて今日の出勤が嫌だった。ワ○メちゃんって言われた時は、ぶん殴ろうかと思った。
「みんな言うてたけど可愛いやん。似合ってんで」
『まあ、可愛いのは分かるけどさ』
「うるさ(笑)」
かみちゃんはポンポンと頭を撫でて、自分の仕事へと戻る。はーあ、なんで昨日切ったんやろ、普通に美容室に行けば良かった…、面倒くさがらずプロに任せたら良かった。
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常連であるお客さん全員に褒められた。
短い方が似合ってるよ〜って。
「さっきまで嫌々言うてたくせに」
『同性に褒められる程嬉しいもんは無い』
「まー確かにな」
かみちゃんと並んで夜ご飯の準備をしていたらポケットに入れてたスマホが震える。手を拭いて画面を確認してみれば、濱田さんから。
不思議に思いつつ出てみると奥の方から色んな人の声がする。男の人、女の人、それからコールのような盛り上がってる声……もしかしてお店？
私の予想は的中して、
お客さんがどんどん入れてくれたお酒を飲みすぎて潰れた流星を迎えに来て欲しいって連絡があった。教えて貰ったお店に行けば黒服の人が案内してくれて、ソファで項垂れてる流星を見つける。
ピアスを付けてる濱田さんは初めて見る。
……やっぱり、カッコイイ、
「ごめんな？ほんまはお店の方に電話したらいいんやろうけど、流星がAちゃんの名前ずっと呼んでてん」
『そうなんですか？なんかすみません』
「ううん、折角連絡先交換したのに全然出来てへんかったし、久しぶりに俺も会いたかったから一石二鳥やな！あ、前髪切ったんや、相変わらず可愛いわ」
スギューンって矢が刺さる。
ここに居る女の子達にも同じような事は何百回も言ってるんやろうけど、嬉しい。これはハマるわ、イケメンにこんな事を言って貰えるなんて光栄すぎる……、
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☆(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました！読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (
レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます！ (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2022年11月10日 21時
