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「何してんねん、」
入口で聞こえて来た声
マフラーに埋まってる表情に怒りは篭ってなくて、
望の方に近付けば、マフラーを巻いてたのにその上から望のマフラーを巻かれる。
『え、いや、これいいよ』
「寒そうやん。鼻真っ赤やで」
『大丈夫だって、望が寒いやんか』
「Aを風よけにするから平気」
『ねえ意味無いってば(笑)』
私の後ろに来たと思えば私を風よけにするらしい。
振り返ってそう言ったら望も笑ってくれてた。
マフラーは結局そのままで、家まで一緒に歩いていく。
迎えに来た理由は謝りたかったから。
変な事言ってごめん
それだけが言えたら良かったし、ハルカさんとの事本当に信じていいのかも確かめたい。やっぱりどう考えても、望とハルカさんの方が傍から見てもお似合いやし…望の気持ち嬉しいけど、それも信じていいのかなって、
裏切られたやないけど、前の人があんな感じやったし、あっさり捨てられる事はもう経験したくない。自分がそうされない様に努めれば良い話やけど、もう分からないから
『望、嫌な気持ちにさせてごめんね』
「俺も変に当たってごめん」
『…ハルカさんとは、ただの同期？』
「そうやで。告白してくれたけど、俺は同期としか見れへんから、これから先もハルカとは何も無い」
『私よく分からんくてさ、』
望の視線が私に向けられてる事が分かる。
見つめ返すのは恥ずかしいから、下を向いたまま話す。
『……私あんまり好かれた事なくて、こう、恋愛的な意味で』
「こんな良い人なのに？」
『望だけだよ、そんな風に言ってくれるの』
「何でよ、ほんまに思ってるだけ」
『…望の言葉、全部信じてもいい？いま色々と気持ちが落ち着いてないから、ちゃんと答えが出るまで待っててくれる？』
「うん、信じて欲しい。俺はいくらでも待つ」
顔を上げれば、やっぱり望は笑ってる。
その表情を見て信じてみたくなった。
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☆(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました！読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (
レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます！ (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2022年11月10日 21時
