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「今日のご飯なんなん？」
『ビーフシチュー』
「へー、あ、このパン美味しそう」
『やろ？パン屋に寄り道して買ってきてん』
大ちゃんが近くに居て、
すぐ後ろに居るから手を切りそう。
誰か来て欲しいと願ってても今日に限ってみんな帰りが遅い。望も流星も帰りが夜中になるって言ってたし、かみちゃんに至っては用があるって言ってから中々帰ってこない。
振り向けば、すぐに目が合って慌てて逸らす。
……大ちゃんってこんな感じやったっけ、
「かみちゃん待っとく？」
『どうしよ、大ちゃんお腹空いたよね』
「ペコペコ」
『そしたら大ちゃんだけ先に食べな？私かみちゃん待っとくから』
「え〜、ひとりで食べるとか寂しいやん、嫌」
『ぬわっ、』
肩に顎を乗せてきて、耳に大ちゃんの髪の毛が当たる。
擽ったくてまた変な声が出る。
普通とか言ったけど全然普通やない。
寧ろ、前よりスキンシップが多くて心が潰されそう。
『大ちゃんって、職場に良い感じの人とか居らんの？』
「居ったらAちゃんにこんな事してへんよ」
『そっか……、』
「Aちゃんが待つなら俺も待つ。俺、上に居るからかみちゃん帰ってきたら声掛けて」
『うん、分かった、』
何かもう、大ちゃん慣れすぎてて怖い。
ていうか私が不慣れなだけ？
あーもう、どちらにせよ大ちゃんが知らない人みたい。なんか、自分で言うのもなんやけど何処を見て私を好きだと思ったんかな、流星も望も、かみちゃんも。
「めっちゃいい匂いする！」
『かみちゃんおかえり』
「ただいま、遅くなってもうた、これお土産」
かみちゃんの手には有名なケーキ屋さんの箱
受け取って中を確認すれば、ついさっきテレビで紹介されてたフルーツタルト
『めっちゃ美味しそう！』
「それ貰ったんよ、人数分あるからご飯食べた後食べようや」
ニコニコかみちゃん
うん、かみちゃんは通常やった。これがいい。
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☆(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました！読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (
レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます！ (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2022年11月10日 21時
