頭を撫でる理由 #加賀先生 ページ37
Aside
加「A！テスト、頑張ったね！」
そう言って優しく笑い頭を撫でようとする先生。
『先生は……なんで頭を撫でるんですかｯ！』
いつもなら頭を撫でられて嬉しいはずなのに、
思わず私は先生の手を振り払ってしまった。
今日は機嫌が良かった。
理由は、国語のテストの点数が良かったから。
きっとまた加賀先生に頭を撫でてもらえる…。
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、不意に曲がり角の奥から聞き覚えのある声が聞こえた。
加「ーー。」
加賀先生の声だ。私は上がる口角を必死に抑えながら足早に曲がり角を曲がった。
加「田中君、今回のテスト頑張りましたね」
いたのは加賀先生と男子生徒。
そして、加賀先生は田中君と呼ばれる男子生徒の頭を撫でていた。
『……っ…』
急に胸が苦しくなり、頭が真っ白になる。
加「……Aさん？」
気づくと加賀先生が目の前にいた。
それを私は逃げるように教室に駆け込んだ。
そこからの時間の流れは早かった。
ずっと頭の中であの時の記憶が流れていた。
加「あー！いたいた！A！」
放課後、教室で日直の仕事をしていると加賀先生が私の名前を呼びながら入ってきた。
加「A！テスト、頑張ったね！」
先生は私の頭を撫でようと手を伸ばす、その手を私は思わず振り払ってしまう。
『先生は……なんで頭を撫でるんですかｯ！』
加「それは…Aが頑張ってたからだよ？」
そう言って優しく笑う先生。
違う…そうじゃない……私が言って欲しいのは…。
加「A……？」
『先生は……私の頭だけ撫でてください…』
私は下を向きながら、加賀先生の手を握る。
加「……ふふ…可愛いんだから」
先生に急に抱きしめられたかと思うと長い長いキスをされる。
加「Aの頭を撫でるのは他の子とは違う理由だよ…？」
優しく私の頭を撫でる先生。そして耳元で囁かれた。
それは……私の欲しかった言葉。
「好きだから……ね？」
end
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もも - リクエストなんですけど先生が吐いちゃって夢主が看病するってやつできますか？！ (11月1日 21時) (
レス) id: d014d15048 (このIDを非表示/違反報告)
もも - リクエストなんですけど先生が吐いちゃって夢主が看病するってやつできますか？！リクエストなんですけど先生が吐いちゃって夢主が看病するってやつできますか？！ (11月1日 21時) (レス) id: d014d15048 (このIDを非表示/違反報告)
もも - リクエストなんですけど先生が吐いちゃって夢主が看病するってやつできますか？！ (5月26日 19時) (レス) id: b7a3283ec1 (このIDを非表示/違反報告)
孫(プロフ) - もとぱちゃんりょさん» リクエスト更新いたしました！イメージと違いましたらお伝えください(*´ー｀*) (2019年10月25日 18時) (レス) id: 9a97074fe3 (このIDを非表示/違反報告)
孫(プロフ) - もとぱちゃんりょさん» リクエスト承知いたしました！こ、告白……ドキドキですね(*´ω｀*)応援しております！！ (2019年10月25日 16時) (レス) id: 9a97074fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：孫 x他1人 | 作成日時：2019年9月30日 0時
