検索窓
今日:14 hit、昨日:45 hit、合計:60,934 hit

22 ページ24

結局仕事が終わったのは夜中の1時過ぎ。

近くの安いホテルに泊まり一夜をすごした。


そして今日も出社。

帰ってる時間なんてないから、昨日と同じスーツを着ていくしかなかった。



(あの3人は楽しかったのかな。)



なんて考えていると、丁度その3人が私の元へやってきた。



後輩1「先輩、仕事終わりましたか?」


『うん、もちろん。どうぞ。』


後輩2「さっすが先輩!ありがとうございますー!」


後輩3「これ、お礼にどうぞ。」


『ありがとう。』



袋を受け取り中を見てみると、私がいつも飲んでいるゼリー飲料とコーヒーが1個ずつ、あとはグミとガムが2個ずつぐらい入っていた。



(ごめんだけど、お礼にしては少なくない?)



後輩1「・・・じゃあ、ありがとうございました。」



そして3人組は去っていった。

と思ったら、



後輩4「あのー、先輩・・・。」


『どうしたの?』


後輩5「私たち、どーーーしても外せない用事があって。」


後輩4「だから、仕事をお願いしたいなと思って。」


『は?なんの用事「じゃあよろしくお願いしますね!」



後輩4「やった!これでライブに余裕で間に合うね!」

後輩5「ラッキー!」



そんな事をコソコソ言いながら、私の机に大量の資料を残して素早く去っていった。



『あー、えー、うーん・・・・・・。』


(仕事、やめてぇ。)



結果から言うと、こんな生活が約1ヶ月ほど続いた。

最初は後輩だけだったのが、次第に同僚までもが私に仕事を頼むようになった。


みんなはライブに行ったり、同窓会に行ったり。

楽しいことばっかりで。



それに対して私は家に帰れる日なんて全くなくて、毎日ホテル生活。


巴さんからもLIN○がきていたけど、返す暇があったら仕事をしたい。

そんな一心だった。



つまり、巴さんを約1ヶ月ずっと無視し続けていることになる。


でも今の私にはそんなことする気力なんてないから、とにかく仕事を続けなければいけないから。



そして約1ヶ月経った今日も眠い目を擦りながら仕事をする。

私の友達はエナジードリンクとカフェインだけだった。

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (165 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
430人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 巴日和 , Eden
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rin(プロフ) - うわあああああああ!!!!!星10じゃ足りない神作です!!にまにましながら読んでしまいました!おひいさんの口調に特に違和感もなく、いい塩梅に他のキャラも出てきたし最高です!!! (4月14日 14時) (レス) @page40 id: 69e1849e37 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - 氷雨さん» 優しくて、良い子の夢主を目指してたので、そう思ってもらえて良かったです!一気読みしてくれたんですね!!すごく嬉しいです😭最後までお読み頂き、ありがとうございます🥰 (2022年12月11日 18時) (レス) id: c4bd871d74 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 夢主ちゃんが良い子すぎて応援したくなります!全話読みましたが凄く惹かれて一気読みしました(笑) (2022年12月11日 17時) (レス) @page39 id: 14f43c169e (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございます🙌次回作も頑張るのでよろしくお願いします!🙇‍♀️ (2022年12月11日 14時) (レス) @page39 id: c4bd871d74 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉すごくいいお話でした!次回作も待ってます! (2022年12月11日 13時) (レス) @page39 id: fd07147e01 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:するめ | 作成日時:2022年8月7日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。