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結局仕事が終わったのは夜中の1時過ぎ。
近くの安いホテルに泊まり一夜をすごした。
そして今日も出社。
帰ってる時間なんてないから、昨日と同じスーツを着ていくしかなかった。
(あの3人は楽しかったのかな。)
なんて考えていると、丁度その3人が私の元へやってきた。
後輩1「先輩、仕事終わりましたか?」
『うん、もちろん。どうぞ。』
後輩2「さっすが先輩!ありがとうございますー!」
後輩3「これ、お礼にどうぞ。」
『ありがとう。』
袋を受け取り中を見てみると、私がいつも飲んでいるゼリー飲料とコーヒーが1個ずつ、あとはグミとガムが2個ずつぐらい入っていた。
(ごめんだけど、お礼にしては少なくない?)
後輩1「・・・じゃあ、ありがとうございました。」
そして3人組は去っていった。
と思ったら、
後輩4「あのー、先輩・・・。」
『どうしたの?』
後輩5「私たち、どーーーしても外せない用事があって。」
後輩4「だから、仕事をお願いしたいなと思って。」
『は?なんの用事「じゃあよろしくお願いしますね!」
後輩4「やった!これでライブに余裕で間に合うね!」
後輩5「ラッキー!」
そんな事をコソコソ言いながら、私の机に大量の資料を残して素早く去っていった。
『あー、えー、うーん・・・・・・。』
(仕事、やめてぇ。)
結果から言うと、こんな生活が約1ヶ月ほど続いた。
最初は後輩だけだったのが、次第に同僚までもが私に仕事を頼むようになった。
みんなはライブに行ったり、同窓会に行ったり。
楽しいことばっかりで。
それに対して私は家に帰れる日なんて全くなくて、毎日ホテル生活。
巴さんからもLIN○がきていたけど、返す暇があったら仕事をしたい。
そんな一心だった。
つまり、巴さんを約1ヶ月ずっと無視し続けていることになる。
でも今の私にはそんなことする気力なんてないから、とにかく仕事を続けなければいけないから。
そして約1ヶ月経った今日も眠い目を擦りながら仕事をする。
私の友達はエナジードリンクとカフェインだけだった。
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Rin(プロフ) - うわあああああああ!!!!!星10じゃ足りない神作です!!にまにましながら読んでしまいました!おひいさんの口調に特に違和感もなく、いい塩梅に他のキャラも出てきたし最高です!!! (4月14日 14時) (レス) @page40 id: 69e1849e37 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - 氷雨さん» 優しくて、良い子の夢主を目指してたので、そう思ってもらえて良かったです!一気読みしてくれたんですね!!すごく嬉しいです😭最後までお読み頂き、ありがとうございます🥰 (2022年12月11日 18時) (レス) id: c4bd871d74 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 夢主ちゃんが良い子すぎて応援したくなります!全話読みましたが凄く惹かれて一気読みしました(笑) (2022年12月11日 17時) (レス) @page39 id: 14f43c169e (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございます🙌次回作も頑張るのでよろしくお願いします!🙇♀️ (2022年12月11日 14時) (レス) @page39 id: c4bd871d74 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉すごくいいお話でした!次回作も待ってます! (2022年12月11日 13時) (レス) @page39 id: fd07147e01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:するめ | 作成日時:2022年8月7日 12時