衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ10)

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衣更先輩ともっと仲良くなりたい！ページ10

IN 1ーB

司｢あ、Aさん。お帰りなさい。｣

『ただいま。』

司｢随分と嬉しそうですね。｣

『だって、嬉しいから。衣更先輩と友達になれた！』

司｢え、まだ友達ですらなかったんですか！？｣

『うん。今までは挨拶するぐらいの仲だったよ。』

司｢そうなんですね。｣

『それでさ、相談なんだけど。』

司｢またですか。｣

『どうすれば衣更先輩ともっと仲良くなれると思う？お昼ご飯に誘う以外で！』

司｢うーん･･･、学年も違えば、部活も違いますからね。｣

『そうなんですよ･･･。』

司｢･･･あ！勉強を教えてもらいに行ってはどうでしょう？Aさんは数学が苦手でしたよね？｣

『なぜそうなった。』

司｢学年が違うなどの色々な制約がある中では、こういうことでしかお互いの距離を詰めることはできないと思います。｣

『･･･一理ある。』

司｢ちょっとずつ距離を縮めていくことが大事かと。放課後にまた2ーBに突撃して、衣更先輩を捕まえなければなりませんが。｣

『やっぱり、発想がすごい。私馬鹿だから、そんなこと思いつかないから羨ましいよ。』

司｢ありがとうございます。こういうのは意外とすんなりと思いつくものだと思いますけど。｣

『そうかな〜？』

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

授業開始のチャイムが鳴った。

『やばい、授業始まっちゃう。あ、今回も助言ありがとう！』

司｢いえ。｣

教室に先生が入ってきて、授業が始まった。