衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ7)

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衣更先輩を名前で呼びたい！ページ7

『え、？』

衣｢嫌だったら無理しなくていいからな。｣

『いや、逆に嬉しいです！いいんですか？』

衣｢おう！だって、俺とお前は友達だろ？俺がそう思ってるだけかもしれないけど。｣

『私も友達だと思ってます。』

衣｢それはよかった。｣

(よし、まずは友達になれたぞ。)

試しに名前を呼んでみようと思い、口に出す。

『･･････真緒先輩』

衣更先輩の方をチラッと見ると、ビックリしたのか、目を大きく開いていた。

『え、変ですか？』

衣｢･･････｣

『なんですか、その間は！』

衣｢いや、なんか照れくさくて。｣

『･･････なんか、こっちまで恥ずかしくなってきたじゃないですか！』

衣｢す、すまん！｣

『名前で呼ぶの、2人きりの時だけでもいいですか？』

衣｢え、なんでだ？｣

『いきなり名前呼びにすると、周りに勘違いされるじゃないですか。』

衣｢どんな勘違いだ？｣

と、ニヤニヤして聞いてくる。

『絶対分かってて聞いてますよね？』

衣｢さぁな？｣

『なっ！！』

一旦水を飲んで、落ち着く。

『付き合ってるって勘違いされることです･･････。』

小声でそう言う。

衣｢ははっ、お前顔真っ赤！悪いな、意地悪して。｣

『やっぱり分かってて聞いたんじゃないですか！』

衣｢だからごめんって！じゃあ、2人きりの時だけ、名前で呼んでくれ。｣

『分かりました。今度からそうしますね。』

あぁ、心臓が張り裂けそうだ。

(名前呼び、ね。)

大きな進歩に、思わず頬が緩んでしまった。