衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ5)

今日:20 hit、昨日:10 hit、合計:29,314 hit

衣更先輩と仲良くなりたい！ページ5

IN 食堂

衣更先輩と私はそれぞれ注文をし、料理を持って席に着いた。

衣更先輩がナポリタンにしていたので、私も同じものにした。

｢『いただきます』｣

ほぼ同時にナポリタンを口に入れ、モグモグする。

衣更先輩も私も話そうとしないので、沈黙が続いてしまう。

(誘ったのはいいけど、何話そう･･･。せっかく仲良くなれるチャンスなのに。)

話す内容を全く考えずに誘ったため、今話題を考えるしかないのだ。

どうしようか、と考えていると

衣｢お前のクラス、どんな感じ？｣

と聞かれた。正直に言うと、すごく助かった。

『そうですね･･･。なんか、The可愛いって感じです。』

衣｢あ、それ俺も思う。｣

『いつも空気がホワホワしてる気がします。すごく癒されます。』

衣｢いいな〜、俺も1ーBに行こうかな？｣

『何でですか？』

衣｢日々の疲れを癒すため？｣

｢あ、でも姫宮いるのか〜｣などとブツブツ言っている。

喉が乾いたので水を飲んでいると、衣更先輩が口を開いた。

衣｢あと、仲良くなれたお前もいるしな！｣

『････ゴホッゴホッ！』

急にそんなことを言われて、思わずむせてしまった。

(危ない、水吹き出すところだった･･･！)

きっと今、私の顔は真っ赤なのだろう。

衣｢え、ちょっと、大丈夫か！？｣

『すみません、大丈夫です･･････。』

息を整え、元の状態に戻る。

『私は大歓迎ですよ。いつでも来てくださいね！』

衣｢了解。暇だったらそのうち行くわ！｣

いつもと変わらない笑顔でそう言われた。

やっぱり、いつ見てもかっこいい。