衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ31)

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凛月先輩からのアドバイスページ31

凛｢バレちゃったならしょうがないか。隠しようがないしね。｣

『そうですね。大人しく白状してください！』

凛｢ま〜くんの様子がおかしくなってきたのはAが転校してきて1週間後くらい。Aを見つけると、ソワソワするようになった。｣

『初めて知りました。』

凛｢それでさらに1週間後、自分の気持ちを自覚したのか、俺にAの話を沢山するようになった。｣

『おぉ』

凛｢それである日、俺にぽろっと本音を言ったわけ。｢Aが好きかも｣って。俺の予想は間違ってたらしく、まだAが好きだって自覚してなかったらしい。｣

『･･････』

凛｢それから、どうすればAと話せるかとか、どうやったら仲良くなれるかとか色々相談されて。｣

『そうだったんですね。』

凛｢どう？これでま〜くんの気持ちはよくわかったでしよ。｣

『はい。けど、まだ信じれません。』

凛｢なんで？まさか作り話だと思ってる？俺はま〜くんを困らせるような嘘はつかないよ。｣

『そんなことは思ってません。けど、衣更先輩の好きな人って、あんず先輩じゃないんですか？』

凛｢は？｣

『今日の昼休み、衣更先輩を昼ご飯に行ったら、あんず先輩と楽しそうに話してました。
気のせいかもしれないですけど、私とあんず先輩に対する態度が違うんです。』

凛｢例えば？｣

『私に対しては少し素っ気ないのに、あんず先輩には優しくて、暖かい声で笑顔で話してるんです。』

凛｢それで、Aはそれをどう思ったの？｣

『･･･悔しかったです。』

凛｢ふーん。･･･まぁ要するに、''嫉妬''でしょ？｣

『嫉妬･･･？あんず先輩に対して？そんな訳ないじゃ』

凛｢そんな訳があるんだよ。｣

『な、』

凛｢ま〜くんとあんずが話してる時、あんずと場所を交換したいって少しでも思ったでしょ？｣

『認めたくないですけど･･････。』

凛｢そこからヤバい愛に変わらなきゃ、嫉妬してもいいんじゃないの？周りに迷惑かけなければ、別に悪いことにじゃないし。｣

『凛月先輩は嫉妬する女、嫌じゃないんですか？』