衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ30)

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衣更先輩の想いを知りたい！ページ30

そこに表示されていた写真は、昨日の私と衣更先輩が一緒にクレープを食べているところだった。

ただ｢一緒にクレープを食べている｣だけの写真ならよかったのだが、運が悪いことに丁度お互いのクレープを交換して食べている時の写真だった。

『なんでこんな写真持ってるんですか！？』

凛｢えー、Aなら絶対心当たりあるでしょ。ほら頑張って思い出してご覧。｣

(うーん････････････。)

『あ！』

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ガサッ_______

『！？』

背後から物音がしたので、後ろを振り向く。

衣｢どうした？｣

『今誰かいませんでしたか？』

衣｢気の所為じゃないか？｣

『ですよね！私が気にしすぎてるだけですよね！あはははー。』

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『あの物音ってまさか･･････。』

凛｢そう、そのまさかでした〜！｣

『プライバシーの侵害ですよ！』

凛｢んー？俺とまーくんは一心同体だからそんなの関係ないよ。｣

凛月先輩にどう返答しても無駄だと、話しててつくづく思う。

『いつから着いてきてたんですか？』

凛｢うーんと、学院から出ていった辺りからかな？｣

『話とか聞こえてました･･･？』

凛｢エッちゃんが怖いとか、俺とは犬猿の仲とか、は〜くんが天使とか、あとはカップルって偽装したりとか･･････｣

『あの、もうやめてください。ストップで。』

段々と恥ずかしくなってきて耐えられなかった。

凛｢なんでこういう時に思い切って告白しないんだろうね、あんたもま〜くんも。関節キスまでしたのに。｣

『ちょっと待ってください。私が告白するのは分かるんですけど、衣更先輩が私に告白するってどういうことですか？』

凛｢あ｣

凛月先輩は｢しまった｣という顔をしてこちらを見つめる。

『･･･ぅえ？』

よく分からないが、変な汗がダラダラと流れてくる。

(もしかしてこれ、私が知っちゃいけないやつじゃ？)

凛｢1回殴って、あんたの頭の中空っぽにしていい？｣

『やめてください、よくないです。』