衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ29)

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衣更先輩を取り合いしたい！ページ29

5時間目の授業を終え、帰りのHRをして、それぞれがレッスンや部活に向かう。

(今日は星座占い最下位でしたっけ･･･？)

お昼のことがあってから今度は部活と、中々最悪な1日である。

ちなみに星座占いは2位だった。

『はぁ･･････。』

ため息を一つ吐き、渋々ガーデンテラスへと向かった。

IN ガーデンテラス

ガーデンテラスに着くと、机に突っ伏している人がいた。

『げ！』

？｢う〜ん、誰？･･･あ、｣

『凛月先輩･･････。』

｢ちょっと、ぐっすり寝てたのに。邪魔しないでよね〜？あと、先輩に対して『げ』とはなんだ。｣

『こんな早くからいるなんて珍しいですね。あと、頬をプクーって膨らませるのやめてください。』

凛｢えー、なんで？｣

『女子よりあざとあ可愛くてどうするんですか。あ、もしかして自分でそう思ってたりします？』

凛｢さぁね？けど、俺のま〜くんには効果が絶大だったりして〜。｣

『''俺の''ってなんですか。衣更先輩は誰のものでもありません！』

凛｢けど、俺幼馴染だし、あんたよりは倍くらい長い付き合いだよ？しかもま〜くんは俺のお世話係〜♪｣

『なっ、なら私は昨日衣更先輩に数学教えて貰って、おまけに一緒にクレープ食べに行きましたから！』

凛｢俺だってま〜くんとクレープくらい食べたことあるし。｣

凛月先輩と犬猿の仲なのは、衣更先輩はどちらのものかということで喧嘩が勃発し、そこから会う度に衣更先輩のことで言い合いになるからだ。

凛｢ま〜くんの彼女でもないのに、俺から奪おうなんて100億年早いから。｣

『ならいつか必ず奪ってみせますから。』

凛｢まぁ、頑張って〜。それより･･････｣

制服のポケットからスマホを取り出して何か操作し始めた。

『･･･？』

凛｢ねぇ、これどういうこと？流石にこれは見過ごせないな〜？｣

スマホの画面を目の前に突き出されたので見てみると、そこには1枚の写真が表示されていた。

『え、なんで？』