衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ24)

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衣更先輩の様子がおかしい！ページ24

Aside

風呂にも入り、歯磨きも終え、いつでも寝れる状態でベットの上でゴロゴロする。

自分の唇にそっと触れてみる。

(そういえば今日、衣更先輩と関節キスしたんだ･･･。)

風呂に入っている時に今日の出来事を振り返っていると、クレープを交換した時に関節キスしていたことに気がついた。

交換していた時はクレープに夢中で、全く気づいていなかった。

(うわっ、思い出すだけ恥ずかしい･･･。衣更先輩、嫌じゃなかったかな･･････？)

考えても他人の気持ちなんて分からないので、明日会ったら謝ることにした。

風呂で今日のことを振り返っていると、ふと気づいたことがある。

(衣更先輩、今日やけに顔赤くなかった？)

勉強教えて貰ってる時も、クレープ食べてる時も、いつもより赤かった気がする。

おまけに、私の好きな人を聞いてきたり、頭を撫でてきたり、カップルのふりをしたり。

(これって俗に言う、｢脈アリ｣ってやつ！？)

『いやいや、そんなわけない』と首を横にブンブン振る。

衣更先輩が私のことを好きだったら、どれだけ幸せか。

『うわー、考えてもキリがない。･･･もうやめよう、もう寝よう。うん、それが一番！』

布団を掛け、そっと目を閉じる。

頭の中は衣更先輩のことでいっぱいだった。

その日は中々寝付けなかった。