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標的130 ページ43

彼女の夢の内容は、自分が初代霧の守護者
D・スペードとなり


シエロや初代守護者、デイモンの婚約者

そして初代シモンのボスたちとの思い出を旅しているというもの。





貴「初日はシエロとの出会い。

昨日は…存在を隠していた虹と夜のリングを封印しようとするシエロと、その存在に気づいたデイモンさんのこと。


そして今さっきは…」




花村が暗い顔をし、また悲しそうに
自分が見た夢を話す。




貴「今さっき見た夢の内容は、シエロが来てから半年後のこと…。

最初は、シモン=コザァートはイタリア各地を回って、シエロはエレナさんと相変わらず仲良くしているという内容でした。」




花村は夢の内容を簡潔にそうまとめ、一瞬
間を置いてから再び話し出す。



僕はその内容に静かに耳を傾けた。




貴「でも…ちょっとずつ守護者の命が狙われることが増えていって、シエロももちろん狙われて…

そこから、デイモンさんの様子がおかしくなっていくんです…。」




雲雀「…おかしく?」



貴「…はい。


彼は…力を求め始めた。
大切なものを守るためではない、他の勢力を潰すための力を。

…そのことでシエロとデイモンさんが口論し始めたところで、オレは起きました。」




また、優しく小鳥を撫でながら
花村が泣きそうな顔で下を向く。




貴「…誰がこんな夢を見せてくるのかわからないんです。

デイモンさんは死んでいるし、
第一 オレにシエロの夢を見せる意味がない。」



3回見せられた夢の内容が不穏になっていくことに怯えている彼女が、思いつめたような声で自分の推測を話した。




雲雀「…赤ん坊には言ったの?」



貴「…いえ。今は、継承式のことで忙しいでしょうから。

あ、だからって雲雀さんがこんなの相談されても困りますよね。自分でなんとかしてみるんで聞き流してください。」




ニカっと笑いながらそう言った彼女の姿は、不安なのを隠そうとしているのが丸わかりで




僕はなんだかムッとしてしまう。





雲雀(…こいつは、未来での戦いから全く成長してない。)





周りを見ないで、
いつも自分の中で不安を抱えて、

1人で解決しようとし…無茶をする。




それはある意味周りを信頼していないのと同じだということに彼女はまだ 気づいていない。





雲雀(…滑稽で偽善的な自己満足だな。)






そんなことを毒づいても僕の中の苛立ちは晴れない。



ムスッとした顔で、僕は口を開いた。

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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