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後ろの2人が残りのやつらを倒したのを確認し、オレは炎真を見る。




貴「炎真!また怪我してねーか!?」


炎真「大丈夫…掴まれただけだから。」




少しだけ伸びた服をこちらに見せながら、炎真が無事だとアピールする。



どうやら山本たちの方も怪我はしていないようだ。



貴「君…助け呼ぶとかしろよ。
オレたちが気づかなかったらまたリンチされてただろ?」




炎真「…ごめん。」




説教くさいオレに、小さくなりながら謝る炎真を見て山本たちが口を開いた。




山本「ま、無事でよかったぜ。
俺たちで良ければいつでも助けにくるからな。」



了平「うむ、いつでも呼んでくれ!」



炎真「…。」




笑いかける2人に、炎真はおずおずと頷く。





まだオレやシモンのメンバー以外には人見知りしているようだけど…

この分なら、炎真は案外簡単にみんなと仲良くなれるんじゃなかろうか。




そんなことをにこやかに思っていると、
了平さんが続けて声を上げた。





了平「そういえば自己紹介をしていなかったな!

俺の名前は笹川了平!ボンゴレ晴の守護者だ!」



炎真「…僕は…古里炎真、です。」




対照的なテンションで自己紹介をした了平さんと炎真。



そんな2人を横で見守っていると、いきなり了平さんが炎真の肩をガシッと掴んだ。



その謎の行動に炎真がビクッと体を跳ねさせる。



そんな彼の様子など御構い無しに、了平さんが口を開いた。




了平「古里!良ければお前も花村と一緒にボクシング部へ見学に来んか!?

お前には沢田に似たものを感じる…
鍛えればきっと、我が部のエースになるだろう!!」



炎真「え?…いや、僕は…」



了平「案ずるな!俺がビシバシ鍛えてやる!
さぁ、まずは部室まで全力でランニングだ!!

極限についてこい、古里!花村!!」





そう一方的に言うと、了平さんはなぜか1人で部室の方まで走って行ってしまった。




炎真「A…僕、どうすれば…?」



貴「えっと…放っておけばいいかな。
中途半端に戦ったせいで、ボクシング欲が収まってないだけだと思うし。

むしろ、逃げるなら今のうちかも。」



炎真「わ、わかった…。」





オレの言葉を聞いて炎真は慌てて落ちていた鞄を拾い、帰る用意をする。







貴(了平さん…残念ながら、勧誘は失敗みたいですよ。)

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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