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放課後。




部活を見学することになっていたオレは、ツナと別れて
山本や了平さんと共に校舎を出た。



貴「今更だけど…オレ、女だし
ルールわからないけど大丈夫?」



山本「んー、いいんじゃねえか?
ルールなら俺が教えてやるし。」



了平「我がボクシング部もそんな細かいことは気にせんぞ!
拳で語り合おうとする熱い意志!
必要なのはそれだけだ!」





大雑把な2人の言葉に笑っていると、
オレの視界の端に…真っ赤な髪が映った気がした。




バッと右を向くとそこには、昨日とは別の不良たちに連れて行かれる炎真の姿。





了平「む!あれはシモンのボスではないか?」


山本「やばそうだな…。」





オレの視線に誘導されて同じように炎真に気づいた2人が顔をしかめる。



そして、ほとんど同時に走り出した。




了平「助太刀に行くぞ、花村!山本!」



山本「了解!」



貴「は、はい!」



2人の後ろ姿を見て、慌ててオレも追いつくように走り出す。




炎真が連れていかれた体育館裏の方へ行くと…
そこには男に胸倉を掴まれて
苦しそうにしている炎真の姿があった。



周りでは、5人ほどの男がニタニタと気味の悪い笑みを浮かべている。




男1「おめー、沢田に似て雑魚そうだな。

あいつには獄寺や山本っていう盾がいるけど、お前は友達1人もいねーから誰にも守ってもらえねえな?」



男2「ギャハハ、かんわいそー!!」



炎真「…。」




そんな会話の中、男たちに向かって了平さんが突撃していく。




了平「貴様ら!
その赤髪の少年を離せ!!」



男1「ゲッ…笹川了平!」



それに続き、山本も不良たちの間に飛び込んだ。




男2「や、山本武!?
なんでここに…」




驚く男たちを蹴飛ばし、山本が了平さんをフォローする。




山本「つまんないことやめようぜ、先輩。

それになんか勘違いしてるみてーだけど…
ツナは雑魚じゃねーし、俺も獄寺もツナの盾なんかじゃないのな。」




その山本の言葉を横に聞きながら、オレは炎真の胸倉を掴んでいる男に一直線に向かい…


勢いよくラリアットを食らわせた。




男「ガッ…!?」





炎真から手を離し、男が1メートルほど遠くへ吹っ飛ぶ。




貴「…誰に友達がいないって?

炎真の友達なら、ここにいるっつーの。」





ラリアットを思いっきり受けた男がその場で気絶したのを確認し、オレは吐き捨てるようにそう呟いた。

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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