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標的104 ページ17

獄寺「継承式…ってなんだ?」



貴「ええっと…それはだな…」




説明しにくそうなAの横でリボーンが代わりに説明する。





リボ「約1週間後、ツナが正式にボンゴレを継ぐ式典のことだぞ。」



山本「ツナが…!?」


了平「それは誠か、沢田!?」




お兄さんにそう問われて、俺はビクッとしながらなんと答えようか迷ってしまう。




ツナ「え、えっと…」



そんな俺をフォローするようにAが口を開いた。




貴「いや、実は…オレもツナも継承式には反対気味で…」




気まずそうに、喜ぶ守護者のみんな(特に獄寺くん)に
『俺がボンゴレを継がないかもしれないこと』を話そうとしたA。





その横を、不意に雲雀さんが通り過ぎて行く。




草壁「い、委員長!話を聞かなくていいんですか!?」



草壁さんが上げた声を聞き、Aが話すのをやめて雲雀さんに視線を向ける。




雲雀「…興味ないよ。
彼らがマフィアだろうがなんだろうが、継承式とやらを催そうがね。」




雲雀さんは冷たくそう言うと、アーデルハイトを一睨みしてから去っていく。




そのあとを草壁さんが慌てて追いかけていった。




獄寺「…ったく!こんなめでてーときにまで協調性のないやつだな。」



山本「ははっ、雲雀らしいぜ。」



了平「うむ。
ところで、その継承式とやらと
シモンファミリーが転校してきたのには何か関連性があるのか?」




そんなお兄さんの疑問にアーデルハイトが答える。




アーデル「いいえ。私たちが転校したのはあくまで地震からの避難のため。
並盛中を選んだのはちょうど同じ時期に継承式の招待状をもらったからだ。

ゆえに我々はこれからも干渉されることなく、自由に学校生活を送らせてもらう。」





アーデルハイトがそう宣言した瞬間…



屋上の扉がバンッと開き、竹刀を持った教師が怒声を上げながら入ってきた。





教師「コラー!
お前たち何をやっとるか!!」



獄寺「ちっ、センコーかよ。
話し合いの邪魔しやがって…」



山本「まあまあ。さっさと下降りようぜ、獄寺。」



獄寺くんが先生に喧嘩を売ろうとするのを山本が止め、
いつの間にか粛清委員会の垂れ幕を回収したAが俺の隣に立つ。





貴「…ごめん、ツナ。
継承式辞めるって言いにくくなったよな…。」




ツナ「ううん…それはAのせいじゃないし、気にしないで。」






俺は申し訳なさそうにしているAに苦笑いでそう答えた。

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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