標的103 ページ16
ツナside
炎真くんたちの前で炎を出したAに慌てて注意をすると、Aはニッと笑いながら答えた。
貴「ああ…いいんだよ、こいつらは。」
ツナ「へ…?」
Aの目配せで俺の隣にいた炎真くんがコクンと頷く。
そして…少し俯きがちに口を開いた。
炎真「ツナくん…
実は僕たち、マフィアなんだ。」
ツナ「……え?」
獄寺「な!?」
山本「ん?」
了平「む!?」
雲雀「…。」
俺がマヌケな返事をしたのと同時に、守護者のみんなが驚いた様子を見せる。
そんな俺たちの横でそれを聞いていたリボーンが口を開いた。
リボ「やっぱりそうか。
A以外の転校生は全員、シモンファミリーのメンバーなんだな?」
リボーンのその問いかけに再び炎真くんは静かに頷いた。
シモン…ファミリー…?
思考停止仕掛けていた俺の脳が、ようやく現実を受け止め始める。
ツナ「…てことは…転校生全員、マフィア〜!?」
貴「そーゆーこと。
彼らはボンゴレと古くからの関わりを持ち、初代虹の守護者とも縁があったそうで
オレとも仲良くしてくれているよ。」
ツナ「え、そ、そうなんだ…!」
炎真くんたちは虹の守護者のことを知ってる…
だから、Aが炎を使っても驚く様子がなかったんだ。
Aの説明に1人納得していると、それに続くようにリボーンが声を上げる。
リボ「Aの言う通り、シモンは初代以前よりI世の家系と交流が続く由緒正しきマフィアだぞ。
…ま、今は俺もその名を知らなかったくらいの超弱小ファミリーだけどな。」
リボーンにキレ味の鋭い一言を言われて、緑髪の男の子が悔しそうに口を開いた。
紅葉「くぅ〜…
結局ハッキリ言ってくれたな!!
貴様、オブラートに話すということを知らんのか!!」
リボ「ああ、知らね。」
紅葉「結局ー!?」
煽るように即答したリボーンに、男の子が腕をブルブルと震わせる。
貴「お、落ち着けよ紅葉…な?」
そんな彼に駆け寄ってAが抑えようとするのを横に…男の子が再び大声を上げた。
紅葉「客人に対してなんという振る舞い…
僕たちは…
ボンゴレ10代目の継承式に招待されたから
来てやったんだぞ!?」
彼のその言葉にキョトンとした顔をする守護者のみんな。
それとは対照的に…Aが『しまった』という表情をするのが見て取れた。
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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・ | 作成日時:2016年5月29日 22時