10. ヤキモチ ページ10
『ど、ドラコ、！どこに行くんだ、！』
Aの呼び掛けで我に返った
ﾄﾞﾗ「……すまない、」
『いや、別に気にしないけど、』
ﾄﾞﾗ「……ポッターと話してるのが、気に食わない」
『え、？ハリー、？』
ﾄﾞﾗ「何でそんなに普通に話すんだ、僕以外と」
『……えっと、話しやすいから、？』
ﾄﾞﾗ「ダメだ」
『……ドラコには、関係ないじゃん、』
ﾄﾞﾗ「は、？」
『私だって友達が欲しい、サナみたいに誰とでも話せるようになりたい、』
ﾄﾞﾗ「……そうか、」
僕は握っていたAの腕を離した
ﾄﾞﾗ「ポッターと仲良くできるといいな」
『……うん、そうだね』
ﾄﾞﾗ「じゃあ、またな」
『え、？』
ﾄﾞﾗ「ポッターの所へ行くんだろ」
『ドラコが相手してくれるんじゃ、ないの？』
ﾄﾞﾗ「……もうしない」
『な、なんで、？』
ﾄﾞﾗ「ポッターに相手してもらえばいいだろ」
『……ハリーは確かに話してて楽だけど、私は、ドラコと話したい、』
モジモジしながら下を向くA
ﾄﾞﾗ「……A、やっぱり僕の事好きだろ」
『へっ、！？』
ﾄﾞﾗ「初恋の相手、僕なんじゃないのか、？」
『ぇ、えっと、その、ち、ちち、違うよ、？』
普段はあんなにピリピリして男らしいのに、僕の前ではこんなに可愛く赤面するんだなAは
ﾄﾞﾗ「動揺しすぎ笑」
『し、してない、！』
ﾄﾞﾗ「嘘つけ笑」
『……と、とにかく、私はドラコと話してるのが楽しいんだ、それだけは忘れないで』
ﾄﾞﾗ「分かってるさ」
僕がポッターなんかに負けたりしないよな
たとえAが僕の事を好きじゃなかったとしても、いつか好きだって言うくらい夢中にさせてやる
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2022年2月14日 11時
