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62:誤解 ページ24







「誰だった?」



『悟先生』




「…あっそ、」




『ねえ伏黒』


「…」






『……ちょっと。シカト?』




ねえってば、と何度も呼ぶけどフル無視。

なに怒ってんの?私が一緒に寝よって言ったのに電話したから?


だってかかってきたものはしょうがないじゃん




「…お前さ、最近五条先生と仲良すぎなんだよ」




『え?』



「そんなにあの人がいいならあの人のとこ行け」



その発言に思わず『はあ?』と聞き返す



『なに今更。悟先生と仲良いのなんて前からじゃん』



「任務終わり毎回電話なんてしてなかっただろ」



『、なんでそれ知って…』





…やってしまった。電話の相手が悟先生だなんて誰にも教えてないんだからしらばっくれるべきだった




「部屋戻れよ」


『ちょっと待ってよ。そういうのじゃないって、ちゃんと話すから』


「聞きたくねえ。」



そう言って伏黒は布団を上からかぶり完全に塞ぎ込んでしまった



いつもだったら、『聞けよ』って無理矢理布団剥がしてたと思う。でもここ最近はメンタルぼろぼろでそんなことできる余裕すらなかった



涙が目に溜まって視界が歪む



だめ、今泣いたら泣けば済むと思ってるか弱い女子みたいじゃん、って頭では思ってるのに。




『……やだ…』



「、は?なんでお前が泣いて」



『きらいになんないで…』



「おいA、」




毎回そう 一回涙出たら止まんないの。


伏黒は私が泣き止むまで背中さすってくれて、悪いのはちゃんと説明せずに隠してた私なのに、夜中まで慰めてくれた



























「落ち着いたか?」


『うん、ごめん…』



ようやく泣き止んだ私は彼がいれてくれた温かいココアをひと口飲む



「つか嫌いとかじゃなくて、その…アンタらの距離近くてうざかっただけだから」





『…嫉妬?』


「……悪いかよ」


『んーん?笑』




首に手を当てて気まずそうに話す伏黒にちょっと笑いそうになる。



私もちゃんと誤解解かなきゃ、ってマグカップを横のテーブルに置く




『…あのね、ずっと言いたかったんだけど、なかなか勇気出なくて』






63→←61:オフ



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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時

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