F4-10 ページ10
・
正直嬉しかった
何が起きているのか分からないけど
今目の前に紫耀くんがいる
彼の噛み付くようなキスを
私が拒むなんてことは無かった
それに彼は気づいていたんだろう
キスもやまないうちに
彼の手は私の服の中に侵入してくる
・
「ちょ、」
そこでいい加減私の理性が働いた
男の人の力になんてかなわないけど
一生懸命紫耀くんの胸を押し返すと
流石の彼も一旦動きが止まる
・
「あのさ、」
なんで私をここに連れてきたの？
そう聞く前に
「えっ、ちょっと、」
ひょいと紫耀くんに持ち上げられて
言葉を失っているうちに
そのままベッドまで運ばれる
1年くらい経つけれど
そこは何も変わっていなかった
優しく寝かせられると
紫耀くんが馬乗り状態で見下ろしてくる
・
・
「ごめんなさい」
やっと口を開いた彼は
少し俯いて
小さな声でそう言った
・
「でも」
そしてその目は私を捉える
・
・
「ずっと、会いたかったんです」
・
力なく微笑む彼に
なんと言っていいかわからなかった
しばらく黙る私に
彼は優しく口付ける
その目はいいですか？
そう言っているようで
・
「私も、会いたかった」
私がそういったのを合図に
会えなかった時間を埋めるように
私たちは愛し合った
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りの(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませて頂いています！これからも楽しみにしています♪ (2020年5月3日 21時) (
レス) id: e6fd1d12b5 (このIDを非表示/違反報告)
RiTa(プロフ) - この小説が好きすぎて一気に読ませていただいたのですが本当におもしろいです！更新楽しみにしているので頑張ってください！！ (2020年4月24日 9時) (レス) id: d27d5a5746 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ちょこさん» なんてありがたいお言葉、、頑張って更新します！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 77f8d2d63c (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ゆりこさん» ありがとうございます！ゆりこさんの中の紫耀くんが壊れなくてよかった(^^;ご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 77f8d2d63c (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - きらさん！最高です(≧∀≦)キュン死にしそうです！早く続きが読みたいです☆ (2020年4月13日 12時) (レス) id: 19e0224214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら
| 作成日時：2020年3月30日 17時
