【銀魂】ツンデレ割合9：1女の日常__part3.

（左目） ページ50

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『最初はさ、盛大にお祝いしないと思ってた、結婚するって近藤さんから聞いた時は。近藤さんには悪いがお妙自身が幸せになるなら私はそっちの方がいいと思ってるからだ』



吸っていたタバコを灰皿に押し付けお妙を真っ直ぐ見つめゆっくり近寄っていくA




お妙はAの真剣な目に少しうろたえる





『でも近藤さんに聞いた、泣いていたって。今だって泣いてる、そんな友人を私は放っておけない、だからこうやって銀時たち万事屋と私ら真選組はお妙、あんたを奪い返しに来た』





妙「・・・・・だから私は頼んで・・」





『おい、お妙』



お妙の言葉を遮りより低い声で呼ぶA



新八「Aさん！？」



Aはお妙の胸ぐらを掴み自分の方へ引き寄せる
お妙は驚き目を見開きAを見つめた




『その言葉、本心か？本心で言ってんなら歯くいしばれよ、悪いがお前の弟よりも痛えよ？』




妙「・・・・・」




新八「・・・・A、さん」



何も言わないお妙と心配そうに見つめる新八







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『・・・そんな事言う奴じゃないくらい知ってんだこっちは』



いっときの沈黙を破ったのはAだった
胸ぐらから手を離し両手をお妙の頰に当てる




『こんなにボロボロ涙流してさ』




綺麗な顔が台無しと言いながら親指でお妙の涙を拭うA




『何がそんなにお妙を柳生家(ここ)に留めさしてる？何の為に九兵衛(あいつ)に着いていく？』




妙「私だってみんなと一緒に居たい・・・でも駄目なんです、私が九ちゃんの左目になってあげないと・・・・」



『左目？』



新八「姉上、左目ってそれはどういう事ですか？」





九兵衛「お妙ちゃん君はまだそんな事を気にしていたのか？」



戸の向こうから九兵衛の声が聞こえ新八が開けると




『？！！』




新八「？！土方さん！！」




土方はうつ伏せに倒れており九兵衛が首根っこを掴んで運んで来ていた








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