【銀魂】ツンデレ割合9：1女の日常__part3.

（笑っとけばどうにかなる） ページ16

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『あー鉄子ちゃん？だっけ』




鉄子「・・・はい」






『・・・・怪我は無かった？』




鉄子「え、はい私は大丈夫です」




『そっか、残念だったね、お兄さんの事は』

近くにあったベンチに座り隣をトントンと叩き鉄子を座らせる




鉄子「・・・本当に貴女にも銀さんにも迷惑をかけてすみませんでした、新八君から聞きました、大事な幼なじみの銀さんをあんな目にさせてしまって・・・」




『鉄子ちゃんさ』


Aはタバコを取り出し火をつける





『何に謝ってんの？』





鉄子「え？」




『別に私たちは自分のやりたい事やっただけ、あんたの所為でこんなことになったとは思ってないし迷惑かどうかなんでこっちで決めるよ』




鉄子「・・・・・」




『だからさ』




Aは鉄子の両頬をつまみ自分の方へ向かせる




『・・・・・笑いなよ』





鉄子「っ！！！」




鉄子の目からは涙が溢れていた




『お兄さんが亡くなって悲しいのは分かる、そのお兄さんが作った紅桜で銀時が重症を負って申し訳ないのも分かる、でもさ』



摘んでいた指を緩め鉄子の顔を自身の手で優しく包み込むA




『お兄さんも銀時も笑ってくれてた方が嬉しいんじゃないかな、救われるんじゃないかな』




鉄子「ありがとう、ござ、い、ます」




震え声でAにそう伝える鉄子





『私は何もしてないよ、あの馬鹿の手伝いに行っただけ』



そう言い立ち上がり歩き出すA




鉄子「あの！」




『ん？』




鉄子「今度、良かったら、貴女の刀手入れさせて下さい！」





『・・・・ふっ、よろしく頼むよ』




鉄子「・・・・はい！」






『あーそれとさ、A、私の名前』

そう言い歩き出すA



鉄子「・・・・・ありがとうございました、Aさん！」



鉄子の声が聞こえ歩きながら少し後ろを振り返る




『・・・・・ッフ、可愛い』


鉄子の満面の笑みを見たAはボソっと呟き鉄子に軽く手を帰っていった









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