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雨が148粒。 ページ10

あれから時が過ぎるのも早い事で。



テストが終わり、今日は答案返却日だ。





これが終われば、藤本を潰せる。漸となんだ。




当の藤本と云えば、テスト当日迄学校に来る事は無かった。今日は来ているようだ。



藤本に対する皆の態度は冷たかった。



話し掛けられても素っ気無く返して、居ない者と扱われた。




其の時の彼奴の顔と云ったら……ふふふっ。



嗤いが込み上げて来る。




あの一件以来、皆は私によく話し掛けるように成ったし、仲良くしている。上辺だけだが。



信頼もされているし、好感度も善い。




嗚呼、莫迦過ぎて尊敬するよ。



私が水嶋名前だとも知らずに、私を信頼仕切っているのだから。





だが今は、其れは於いておく。



今はテストだ。




殺せんせーが教卓で答案の入った封筒を持っている。



皆の間に走る緊張感。其れ丈で教室はいっぱいだ。





「…さて、皆さん。



集大成の答案を返却します。君達の二本目の刃は…標的(ターゲット)に届いたでしょうか。」





刹那、答案用紙がマッハで返された。



殺せんせー曰く、細かい点数を四の五の言うのはよしましょう。今回の焦点は…総合順位で全員トップ50を取れたかどうか!!、だそうだ。





「本校舎でも今ごろは…総合順位が貼り出されているころでしょうし。このE組でも、順位を先に発表してしまいます!」





云い乍ら、殺せんせーが総合順位が書かれた用紙を黒板に貼った。



わらわらと皆が集まって行く。勿論、私や中也さんも。




用紙にはE組と本校舎の生徒とが区別出来るように色付けされていた。




自分の順位を確認すると、無意識に口角が上がった。






E組(うち)でビリって寺坂だよな。」


「その寺坂君が…46位…」


「…ってことは、」


「「「やったぁ!!全員50位以内ついに達成!!」」」






ガッツポーズをし、周りの者と手を取り合い喜ぶ生徒達。



其れ程嬉しいのだろう。

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ベベンべエエェェ - 何か自分が恥ずかしいデス… (2021年9月14日 21時) (レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
ベベンべエエェェ - 私誰かが憎しんでる顔とか、絶望してる顔大好きなんですよね…何時の間にかドエスになってたり… (2021年9月14日 21時) (レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
永眠(プロフ) - あの、すみません。この次の小説にパスワードが着いていて、書かれてある通りに打ったり、コメントでみたパスワードを書いたんですけど、開けなくて。どうしたらいいですか? (2020年7月8日 13時) (レス) id: b1f570929b (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - 零魔さん» コメントありがとう!!そう言って頂けて、嬉しい限りです!ありがとうございます! (2018年3月16日 9時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
零魔 - 凄い! (2018年3月15日 22時) (レス) id: 8e0c5fded6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バンビ | 作成日時:2016年12月29日 14時

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