海 ページ2
@you
「A〜」
「Aちゃあん？」
「Aっ！！！」
うるさいなあ、今気持ちよく寝てるのに。
朝の弱いわたしとは逆に、朝から元気すぎるりっくん。
『ん〜、』
一応聞いてるよ、って伝わるように声を出して寝返りを打つ。
「起きよ！はい、おはよ！！」
薄いタオルケットを剥ぎ取って、しがみついていた枕をどっかに投げられた。
『もう、なに、今日お休みでしょ、』
目を瞑ったまま、若干むかついて不機嫌に声を出せば
「えっ、ごめん、やりすぎた！ごめんね！？」
とタオルケットと枕を戻してくれた。
『りっくん、』
ベッドの横に立つりっくんの手をゆるく握り
『もっかいだけ寝よ、う？』
と言えば
「も〜、今日だけだからね？」
とまたベッドに潜り込んでくる。
昨夜とおなじ大きな温もり。
今度は枕じゃなくてりっくんにしがみついた。
「ねえ、よかったの？」
わたしの髪を撫でながらそう言うりっくん。
大きな手が心地よい。
「今日、海行こうね、って言ってた日なのに。」
海行こうね、って言ってた日……？
『なんでもっとはやく起こしてくれないの！！！』
ガバッ、と起きてりっくんの腕を掴んだ。
『もう、ばかっ！9:00に家出るって言ってたのにもう10:30じゃん！！』
ええ、だからいつもよりしつこく起こしたのに〜、と横になったまま話すりっくん。
『早く行こ！準備して！』
「え、僕もう終わったよ？」
もっとはやく起こしてよ…………！！！！
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姫乃(プロフ) - しょへが最高すぎます笑笑 (2021年3月22日 1時) (
レス) id: 4cf81f2346 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - 祐さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！！ (2020年5月18日 10時) (レス) id: ff21460281 (このIDを非表示/違反報告)
祐 - 面白いし、読んでいて幸せな気持ちになりました！一気に読んじゃいました！ずっとずっと読みたい作品です (2020年5月18日 7時) (レス) id: 8bc1c5a274 (このIDを非表示/違反報告)
唯翔(プロフ) - LIKIYAさんの漢字が違っているので直して頂きたいです (2019年9月26日 3時) (レス) id: ca0e7c867d (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる(プロフ) - ｸ ﾛ ｷ ｱ ﾘ ｻさん» リクエストありがとうございます！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 28560a86b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱいなっぷる
| 作成日時：2019年8月13日 1時
