俺とアイツ黄緑×黄 (ページ23)

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アイツページ23

Kouta

最近ひかるの様子がおかしい...

この前ひかるの家行った時もなにかずーっと考えてるみたいだったし..

何かあったのかな？

おれには頼れないのかな？

付き合い始める前も付き合い始めた後もひかるが自分から話すことはそんなになくて

いつもおれの話を興味を持って聞いてくれてる。

それは俺も嬉しいしなんならもっといろんなことをひかるに教えたいって思う。

でもよく考えてみたらひかるから話を聞くってことおれもしなかったしそれがいま裏目に出たりしてんのかな

俺が聞いていいことなのかわかんないけど少しでも力になれるならひかるがおれに頼っていいんだって思える存在になりたいし。

一か八か聞いてみようかな。

___

「お邪魔します」

みんなでの撮影の帰り。

ひかるを誘って家に帰ってきた。

お互いに手洗いうがい消毒を済ませてリビングへ。

ひかるはさっきから黙り込んじゃってるし

あんまり深く考えすぎて欲しく無いんだけどな。

コーヒーを淹れてひかるの座る対面におれも座る。

「それで、話なんだけど。」

ビクッ

早速話を切り出すと一瞬肩を揺らすひかる

どうした...

ずっと下向いてるし

まさか.....

「ひかる」

「.....なに...」

「勘違いしないで？別れ話とかじゃ無いから。」

そう言えば

「ぇ..」

少し驚いた様子で俺の方を見る。

あーもう...

不安そうな目してるし。

「おいで？」

椅子から立ち上がって腕を広げて光を待つ

「...？」

首を傾げて不思議そうな顔をしてるひかるの手を引いて腕の中に収める

「や、ぶ..」

「ソファーにしよ？」

ひかるの手を引いてソファーに座らせて飲み物を手前の机におく

そっとひかるの横に座ってひかるの方を向く

「ひかるなんか悩んでるでしょ？よかったら聞かせて欲しいな？」

そう聞くとひかるはまた俯いちゃったけどなにか覚悟を決めた顔をして俺の方を向いた。

そして

「おれは..魅力ない...？」

目を見つめてそう聞いてきたんだ