七海建人の限界オタクは呪霊操術師に恋される 2【呪術廻戦 / 夏油傑 / 七海建人】

今何した ページ32

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Aside






全身が震えた



無意識だった



勝手に発動して



勝手に斬った



周りには大量の血が散っていて



地面には村人二人の頭と離れた胴体が転がっていた。








『……はぁ、はぁ、はぁ、』






私、今何した…？


私が殺した…？





震えて冷や汗が止まらない。




どうしよう



どうしよう



どうしよう







「お姉ちゃん…？」

『…っ、』






私は双子ちゃんの前にしゃがんだ。





『…っご、ごめん、怖がらせた…よね？』


「…ううん」


『え…？』


「だって、助けに来てくれたんでしょう…？」


『…うん』





…


私は檻の中の二人を出来るだけ奥まで下がらせた。






＿＿＿"Kill"





檻を破壊し、二人を連れ出す。





…やっと、息が整ってきた。






私は、二人の非術師を殺した。


殺してしまった。


それが事実だ。


つまり、高専的には、呪詛師として処刑対象となる…





こうなったらいっそのこと、盤星教の支配者たちを殺して回ろうか…





『ふっ…』



完全にヤバいやつの思考やん…



『はぁ…』



みんなに呆れられるか…失望されるか…







でも、今は、





『ごめんね、君たちはしばらくここで待っててほしいんだ』


「「え…？」」


『私と同じような色の制服をきて、前髪変な男の子がもうすぐしたらここに来るから、そしたら彼が君たちを助けてくれるから』




「「お姉ちゃんは…？」」





『私は…

……逃げないと』




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