第175話『ムカつく』 ページ26
「……いひゃい」
六「相変わらずバカですね。僕がお前を離すわけがないでしょう」
「……へ？」
六「というか逃げようとしても離しませんから覚悟してなさい」
そう言ってふっと笑う骸。
………ちょっと、待って、まじで。
「…………ぇる」
六「は？」
「っ帰る！！！じゃあね！！」
六「ちょ、A、待ちなさい………ってなんでそんな顔真っ赤………………！……へぇ」
途端にニヤニヤしだす骸に腹が立つ。
というかこいつの顔がいい事忘れてた、まじでさっきの笑顔は反則すぎる、、、あぁー！！ムカつく！！！
「離せ！！ばか骸！！」
六「嫌ですね、今日は帰しません」
「なんで？！！無理！帰る！！」
ぎゅうっと抱きつかれホールドされてしまった。ちょ、千種、見てないで助け…って部屋を出ていくな！！！ごゆっくり、じゃない！！
千種とクロームはぎゃんぎゃん騒ぐ犬を連れて部屋を出ていった。
六「顔真っ赤にして…可愛いですねぇ」
「絶対からかってんじゃんバカにしてんじゃん！！はーなーせー！！」
暴れる私を抑え込み骸は向き合うように抱っこしなおした。
A、と色っぽい声で呼ばれ、離せと抗議しようとすれば口が塞がれる。
「…むく、…っん」
六「……A、口開けて」
「っや…っ」
むちゃくちゃ優しい目で見てくる骸と目を合わせるのがどうにも恥ずかしくて顔を逸らそうとすれば骸に阻止される。
六「……顔逸らすの禁止」
「……っ」
やばい。
本当にやばい。
骸ってこんなにかっこよかったっけ…？
無理だ、心臓破裂する。
顔が逸らせないので目だけでも、と思い見ないようにしていれば鼻をつままれる。
はあ？！殺す気なのか！？
「…死ん、じゃ……んんっ」
六「……っ」
噛み付くようにキスをされ思わず口を開ければ舌が入ってくる。
ぐっと骸の体を押すがビクともしない。
前回とは違い、骸が私に触れる手が優しすぎて怖さはないがとにかく苦しい。
さすがに限界で骸の肩を叩けば離れる唇。
「……はぁ、くる、……しいわ、ばか…」
少しだけ涙目で骸を睨めば煽ってんのか、と逆にキレられた。おかしいだろ！！
息を整え、落ち着かせていれば骸が思い出したように声を上げる。
六「……そう言えば………………………白蘭と恋人だったっとかなんとか………言ってましたよね…？」
「……ひっ」
六「僕に説明出来ないとは言わせませんよ？(黒笑)」
第176話『気に入らない』→←第174話『第1回枕投げ大会』
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました！これからも応援してます！！ (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(；；)嬉しすぎます…！最高なんてもったいなきお言葉…！亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます！！！こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ﾟωﾟ｀)！！！ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です！ (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(；；)初代さん…！！zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います！！(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2019年12月25日 12時
