第167話『交渉成立』 ページ18
またまた白蘭side
最初はただの気まぐれにすぎなかった。
だけど、
こんな面白い子をボンゴレにやすやすと返してやるのは僕的に面白くない。
白「ねぇ、Aチャン」
「……?」
白「僕、君のこと好きみたいだ」
「……………………は?」
白「僕と付き合ってよ」
「…………………情報整理。ミルフィオーレに捕まってーボコボコにされてー殺されそうになってーまさかのミルフィオーレのボス様に告られた……?いやいやそんなわけ……」
白「めちゃくちゃ簡潔に言うとそうだよね」
「……………バカなの?」
この顔は本気で心配されてるな〜。
ここは強引にいっとくか。
白「んー……じゃあAちゃんが僕と付き合ってくれたら殺さないでおいてあげるよ」
「………誰を?」
白「今ここに潜り込んでるボンゴレ10代目ファミリーの霧の守護者、六道骸クンだよ」
「バカ言わないで、霧の守護者は今牢獄にいるんでしょ?こんなとこにいるわけが「いるんだよねぇ、それが」…っ」
ただしくは骸クンが送り込んだスパイだけど。
今まであまり焦りを見せなかった彼女の瞳が少しだけ揺らいだ。
白「どうする?」
「………私は、さっきも言った通り下っ端だからそんな情報とか知らないけど……アンタの言うことを100%信用出来る訳でもない」
白「ひどいなぁ」
信じられるわけねぇだろ、って顔してるなぁ。
まあそりゃそうか。彼女にとって僕は敵の親玉なわけだし…そうだな。
白「じゃあ、僕と一緒に生活しよう」
「………してどうすんの」
白「僕が少しでも信用出来ないならいつでも殺しに来ていいよ」
「私がアンタに勝てるわけない「僕だって人並みに寝たりするんだよ?自分で言うのもなんだけど隙なんていくらでもある。それに僕も君を手放すのは惜しいなって思ってるから約束は守るよ♪」…」
そして僕は黙り込む彼女に追い打ちをかける一言を。
白「……六道骸がミルフィオーレに潜り込んでるのは確かだ。そろそろ始末しようかと思ってたんだけど……Aチャン次第かな?」
「…………そう言うの脅しって言うんですよ」
白「そんなつもりないのになぁ〜」
彼女に括りつけられている鎖をとり手を伸ばした。
僕を睨みながらも手を取る彼女。
白「今日からよろしくね、Aチャン♪」
「………ムカつく」
交渉成立。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (11月11日 10時) (レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして!今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました!これからも応援してます!! (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(;;)嬉しすぎます…!最高なんてもったいなきお言葉…!亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます!!!こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ゚ω゚`)!!!ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です! (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(;;)初代さん…!!zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います!!(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くうはく | 作成日時:2019年12月25日 12時