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第165話『異質』 ページ16

白蘭side







「白蘭様!!不審人物を捕らえました!」

「え、不審人物ってひどくない??私一応ボンゴレよ???」



彼女と初めて会った時、僕はとても驚いたのをよく覚えている。

……理由は簡単。

今まで回ったパラレルワールドではこんな子がボンゴレにいたなんて情報はなかったから。



白「…………君、本当にボンゴレなの?」

「え、あ、いや、違います、違うんでお家帰してもらっていいですか?」

白「…………名前は?」

「誰がお前なんかに言うか」

白「!……ハハッ、度胸あるね〜君、僕のこと知ってる?」

「知らない、ミルフィオーレの趣味悪い白髪サイコパス白蘭が私の目の前にいるなんて知らない」



知ってるじゃん。
とりあえず捕獲しといて部下に持ってきてもらった資料を見る。



白「名前は草壁A、出身は並盛でボンゴレ10代目雲の守護者、雲雀恭弥の部下である草壁哲也の妹……へぇ」

「勝手に調べんな」

白「なるほどねぇ…まぁ、とりあえず」



_______知ってること吐いてもらおうか♪














僕が部下にそう命じて1時間。

彼女ははっきり言って異質だ。だって他の世界の草壁哲也には妹などいた形跡がないのだから。この世界でだけ存在しているのだということは先程調べてきた。



とにかく情報量が少なすぎる。

彼女は一体何なのか。
どういう存在なのか。

何故、この世界にしかいないのか。

僕が知りえない存在がどうしようもなく気持ち悪い。




そろそろ情報も集まったかな、と先程の部屋に行けば



傷だらけの彼女がいた。



白「どうだった?」

「そ、それが…あの女何も言わなくて……」



部下の顔から何も情報を得られなかったのだと分かった僕はとりあえずその役立たずの部下を殺した。

奇妙な彼女の存在に僕も焦っていたのだと思う。



「……パワハラ上司」

白「君が何も言わないからいけないんだよ?」



僕が殺した瞬間、睨みつけてきた彼女。

どうやらこの子は優しいらしい。

第166話『面白い暇つぶし』→←第164話『未来のお話』



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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (11月11日 10時) (レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして!今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました!これからも応援してます!! (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(;;)嬉しすぎます…!最高なんてもったいなきお言葉…!亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます!!!こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ゚ω゚`)!!!ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です! (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(;;)初代さん…!!zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います!!(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くうはく | 作成日時:2019年12月25日 12時

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