【忍たま】団子屋の山サバイバルで育った野生っ娘の楽しい日常録

37話~剣豪見習いの寝坊~ ページ38

 


皆本金吾side


 




 


どうも……暫く忘れ去られてたかもしれない影が薄い皆本金吾です



 

いやね？実は朝ぼく寝坊しちゃって、それが原因ではあるんだけど



 



 


乱太郎「Aさんの村を何とかするぞー！！」


 

黒木「おー！！」


 


金吾「お、おー…！！」


 


 


 
かんっっぜんに乗り遅れた感が凄い！！！


 

一応何が起こったのか土井先生から叱られながらも聞いたけど、だとしても凄い乗り遅れた！！



 


うぅぅぅ……！！！！
 


 



 

貴女「金吾君どうしたの？」


 

黒木「朝寝坊して乗り遅れたのを悔やんでるらしいです」


 

貴女「あらまぁ……真面目な子なんだね、気にしなくても良いのに」


 

黒木「剣術を習ってるからなのか性格も一直線なんですよ」


 


 
金吾「せめて本人が聞こえない距離で話してくれませんかね！？？」


 

 


貴女「！あはは……ごめんね金吾君、えっと


 

お団子食べる？」



 

金吾「良いんですか？僕…その……」


 



 




縁側の方でいじけているとお皿にお団子を乗せたAさんが僕の隣に座った


 


……やっぱり何度見ても綺麗な目

 



髪の毛も夜空みたいで綺麗




 



 

綺麗づくしなこの人が何でこんな目にあってるのか本当に、未だに実感がわかないって言うか、目の前に実態としてそこにいるなんて


 

凄く優しい笑顔を浮かべるんだ……



 



 


 

貴女「朝ご飯食べ損ねたでしょ？今じゃおやつになっちゃうからね……あっもしかしてお団子嫌い？」



 


 



それなら饅頭もあるよ？と言って何故か懐からよもぎ饅頭が出てきた



 



 

金吾「ブフォッ！？」



 

貴女「えっ金吾君！？」




 

金吾「ちょっ！ま……な、なんで懐からまんじゅうがっえぇぇ？？…ぷっあはははは！！！」

 





 


綺麗な顔に合わず素っ頓狂な行動に思わず笑ってしまう


 

が、Aさんはそんな僕を起こりもせず何故か微笑ましそうに小さく笑ってる



 


な、なんか恥ずかし…


 



 


 
乱太郎「金吾ったら爆笑してる〜」


 

金吾「だっ！だって、だって懐から…まんっじゅ！あははは！！！」


 

黒木「間違えてワライタケでも入れました？」


 

貴女「いんや、というかまだ食べてすらいないよ？」


 


 
わっ笑い死ぬ……！！！

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