【忍たま】団子屋の山サバイバルで育った野生っ娘の楽しい日常録

31話~優しい君を救う為~ ページ32

 


 


 

タッタッ茂みから出て七松さんの投げた苦無を持ってこっちに駆け寄ってきた……えと、諸泉さん


 

 


諸泉「びっくりしたぞ、突然家の中に入ったと思ったら今度は地下路を歩いて此処に出るなんて」



 
土井「これに関しては私達もびっくりしているんだ、そしてたった今またびっくりしたぞ？」




  
諸泉「ヤメロ、今日は貴様を倒しに来たのではない！」



 



 



おやまぁ……土井さんと諸泉さんはお知り合いだったんですねぇ、なんか周りの背景とは相反して仲良さげで落ち着くなぁ


 
ふふ、ずっと見てられる


仲は悪そうだけど
 


 


 
 

諸泉「えと、その……お嬢さん、今日は恩返しがしたくて来たんだ

 

組頭からも宜しく言われている」


 



貴女「へ？え、いえ…そんな気にしなくても良かったのに」


 


諸泉「しかしだな……してお嬢さん、何故ここに忍術学園のもの達が居るんだ？お店の方には他にも居るみたいだが」


 


貴女「あぁ…それが……」


 


 


これは言ってもいいのか？と土井さんと七松さんの方を見ると笑顔で頷いた


 


………なんだ、やっぱり仲は悪そうだけどこの人はいい人なんだ




 

 


 

貴女「かくかくしかじかで」


 



諸泉「成程」



 




うっそやだ！！えっこれで通じるの！！？




かくかくしかじか凄！？！
 




 

 

諸泉「シロオニタケ城か、それなら丁度私の所属している城と戦中の城だな」


 


貴女「え！？」


 

 
諸泉「シロオニタケ城は以前から城主共々良い評判を聞かない城だった、何かあるとは思っていたが……」


 

七松「一つの事が大きくなってきたな……普段の私ならここで


細かい事は気にするなー！！！いけいけどんどーーーん！！！！！と、前進するが今回の私は違うのだ！」


 


貴女「！？」


 


び、びっくりした……急な大声で心臓止まるかと思った！！！


 


 

 
諸泉「……この様子じゃ村を作り直そうとしても土から駄目になっているからここ数年じゃ無理だろう


 

何故、シロオニタケ城はわざわざここを選んだのか探る必要があるな



 


 

恩返しとは名ばかりになってしまいそうだが、せめて優しい君の力になる事を約束しよう」




 

貴女「……え？」



 


諸泉「近くにタソガレドキ忍者軍が居る、暫くは滞在するつもりだ

 

攻め入る意思がないのであればいつでも来い、忍術学園


 



 


 


 

 


 

 
必ず、君の助けになれる情報を持ち帰るから」

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