口パクにて愛を【ht】 ページ43
you side
今日も仕事で忙しかったであろう彼。
家に帰ってきてからというもの、ずっと取引先と電話をしている。
家に帰ってきたら仕事、会社の事を極力忘れるという約束だったのに…
ht「あー、それに関しましては会社と致しましてもですね…」
あんな調子で話し始めて約20分。時々構ってアピールとして服の袖を引っ張ったりしているのだが、スルーされていた。
何度も口パクで『もう少し』と訴える彼だが、大体その『もう少し』から数分は電話してアピールしてスルーされての繰り返し。
ht「じゃあまた後日伺いますので、はい。お願いします」
やっと終わった……
電話を切って『おいで』と言われたので行こうと思ったら
プルルルル
悪魔の音がなった。
ht「ごめんね、出てくる」
そう言ってまた電話に出る彼。
またか…もう寂しいよ
そう思っていても、怖くて中々言えないのが現状なのである。
『…寂しい』
そう、呟くしかないのだ。
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
ht side
あー、やっぱり良いなぁ……
実はこの電話、会社からでも取引先からでもなく、メンバーからのものである。
ht「協力してくれない?」
ut「なにそれオモロそうやん」
kn「お前も中々シビアやなぁwwww」
ht「ありがと」
と言って口裏を合わせていたのだ。
『…寂しい』
普段は聞けない本音が小さく聞こえてきた。
それを聞き逃すはずも無く、俺は声を出さないように口を_____
.
.
.
.
.
.
〈アイシテル〉
と動かした。
宣伝させてくださいすいません(スライディング土下座)→←イタズラ【kn】
831人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷華 璃瑠(プロフ) - しおりさん» なるほど…ご指摘ありがとうございます!なるべく短くしますが、時間の経過を表したい時などはご理解頂けるとありがたいです…! (2020年2月22日 15時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
しおり - すいません!めっちゃいい作品でした!!!あの、空白が多くて話が飛んだりするので空白を短めにお願いしたいです!!!! (2020年2月19日 17時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 璃瑠(プロフ) - 赤月 アズさん» いえいえ!以後気をつけてくださればそれで( ・∀・)bオケツ-!です (2019年10月26日 7時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
赤月 アズ - すみませんでした (2019年10月24日 15時) (レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 璃瑠(プロフ) - 赤月 アズさん» コメントしてくださってありがとうございますなんですが、伏字をして頂けると非常に有難いです( ̄▽ ̄;) (2019年10月23日 16時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:氷華 璃瑠 | 作者ホームページ:http://https://mobile.twitter.com/K_hyoukariru
作成日時:2019年7月8日 21時