おじゃんぷカルテ

カルテ1-2 ページ2

圭人 side



スタッフのカットがかかると、いつもすぐ話しかけてくる裕翔が




突っ立ったままカチンと固まって動かないから





不思議に思って顔を覗き込むと眉間に皺を寄せてなにかに耐えてるみたいだった






圭人「？？



裕翔？？大丈夫？どこか痛いの？」




そう聞くと首を横に振る裕翔




まぁ言わないよねこういう時は




とりあえず楽屋に戻って事情聴取かな笑





圭人「歩ける？？とりあえず楽屋に戻ろう」




裕翔「うん、収まってきた」




やっぱりどこか痛かったのね笑



頭かな？お腹かな？





圭人「ソファ座って」




楽屋についてソファに座らせようとすると「もう大丈夫だから」と逃げられそうになった




圭人「ちょっと！そういうわけにはいかないでしょ





どこが痛かったのか教えて」






腕を捕まえて座らせるとバツの悪そうな顔をしている





伊野尾「なになにー？どしたー？」





俺らの様子を見て2人目のお医者さんも登場笑





伊野尾「どっか痛かったの？？」




裕翔「う…うん…まぁ…」





伊野尾「黙ってるのはなしだよ」




意外に怒ると怖い伊野ちゃんに厳しい一言を言われて




だんだん裕翔の目がうるうるしてきた




裕翔「だって言ったら痛いことするでしょ」




俺らがまた説得しようとすると




裕翔「うっ…ん…」




また痛みの波が来たのか裕翔が苦しみ始めた




そして分かった




無意識かもしれないけどお腹に手を持っていってるよ笑

カルテ1-3→←カルテ1-1 裕翔×便秘

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す