一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第漆日目 朝 【我妻善逸】 ページ25

我妻善逸 七月七日 七夕の日




朝起きると庭が騒がしい



『…人の家の庭で何やってんだよ！！！』



｢あ！Aさん！お邪魔してます！｣



｢お前も書け！｣



楽しそうだな！！



｢あ、Aちゃん！！今日は七夕でしょ？笹の葉にみんなでお願いごとしてた！！｣



ほら、これが炭治郎で、伊之助、それから、無一郎くんのもある。あと煉獄さんとか！



と説明してくれる



なんとなく見たけど



『…無一郎くん』



Aを口説き落として襲…(割愛)



いかんいかん、見なかったことにしよう。



煉獄さんは、Aと共にまた夕日を見たい！



かわいいいいいいいいいい。無一郎くんとかくそだな。



短冊見るの面白い



炭治郎は、Aさんに認めてもらえるくらい強くなる！



おぉー応援してるぞ。




伊之助は、天ぷらとA



定食かよ



『あれ、善逸は？なんて書いたの？』



｢へ！？お、俺？まだかなぁ。｣



嘘だ。



『おーそうかぁーじゃあ私も書こうかな』



そんなことにも気づかない私は伊之助から貰った紙と筆で



かすてらのある人生。とだけ書いておいた



届けこの思い。



＿＿＿＿｢…危ねー。こんなのバレたら流石に恥ずかしすぎる｣



普段AちゃんAちゃんと五月蝿い俺だけど、こういうのバレるの本当に恥ずかしい



俺意外と純粋だからね！？



『じゃあお茶でも飲もうかね。』



『炭治郎〜お茶入れるの手伝って』



｢はい！｣



誰もいないのを見計らって短冊をこっそりつける



＿＿＿終夜さんと結ばれますように。




俺って案外可愛いのかも。




みんななんであんなに堂々と書けるんだろう。




俺はあの人の表情や音を聞くだけで




『善逸〜！お茶入ったよー。』



｢…｣



『善逸？』



声を聞くだけで



｢ふぁいっ！！！｣



『すごい声だな。お茶、入ったよ』ﾆｺｯ



｢あ、ありがとう｣



心臓が高鳴るっていうのに



『変なの。いつもはAちゃぁぁぁん！っていって抱きついてくるのに』



｢…意識し始めたら逆に行けなくなったかもしんない。｣



はーーー。やば。俺、どんだけAちゃんのこと好きなんだろう。



＿＿＿＿＿＿『ん？誰だこの短冊』



＿＿＿終夜さんと結ばれますように



『え、可愛い』



｢…っえ！！！？｣



『え？』



｢は、｣



善逸、可愛いやつめ。

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