2.Wエースの上司様【名探偵コナン】

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警視庁を出て、考え事しながら歩いているとその人物がルパンで、突然車に乗せられてバーに来るとかそれどんな夢？？？


俺は宇宙を背負いながらカウンター席に座っている。
どういうこっちゃ。
チラリと隣を見れば正真正銘のルパン三世。


夢だけど、夢じゃなかった…！？




「マスタ〜、バーボンを一つ。あんたは？」


『えっ、…あー…じゃあシェリーで』


「かしこまりました」




そう言ってマスターは洋酒をロックグラスに注ぎ俺達の前に出てきた。
するとルパンはロックグラスを持って俺に向けてきた。



「んじゃ、今日出会った記念っつーことで」


『はい…』





俺とルパンはコツンっとグラス同士を当てて乾杯する。
………やっぱりこれ夢なんじゃね？？




「さてと、改めて俺はルパン三世」


『では俺も…改めまして霞洲 友和です。宜しくお願いします』


「おいおい、警察が俺に宜しくしてもいいのか？」


『今ここにいるのは警察の霞洲友和ではなく、ただの霞洲友和なんでね……あとは貴方の、いやあなた方のファンなもので』


「あのねーちゃんといい、警察ってのは俺のファンが集ってる場所なのかよ」


『彼女と俺だけですよ、そんな変わり者……それで？ この度はどのようなご要件で？』


「んな堅苦しくなんなって。気楽に行こうぜ」




推しの一人にあったんですから緊張もしますって！！
しかし、それを表情に出さない。さすが俺。




『…分かった』


「そうそ〜…んで、あんたはいつ俺だと気付いた？」


『気付いたのは貴方が「霞洲さん」と言ったからだな。高木くんは俺の事を「霞洲警視」と呼ぶ』


「あちゃ〜」


『それに今日の彼、普段と凄い違ったのもある。違和感が凄かったからな』


「なるほどねぇ〜…てかあんた一体幾つだ？ あの刑事より若けぇだろ」


『…………………………35ですが？』



「嘘だろ」







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