2.Wエースの上司様【名探偵コナン】

(3) ページ23

.




警察学校時代の話や、最近の世間話など沢山のことを交えながら楽しく話していると松田君が何やら話したいことがあると言って静かになった。
え、なんだろう。




「…俺、機動隊に戻ろうと思ってんだ」


「「えっ！」」


『……因縁が終わったからか？』


「そんなところです。元々捜査一課よりも俺は爆弾解体の方がしょうに合ってるんで」


『そうか…俺としては嬉しいな。優秀な後輩が戻ってくるのは』


「俺絶対戻ります」


「俺も！ 公安やめて機動隊行きたい！！」


「ゼロ〜これ飲んで落ち着こうな〜」


「ん？ てことは爆処のWエース復活か！」




やったァァァァ！！！ 松田君が戻って来たらWエースの復活だよ！！
Fの復活ならぬWの復活…！ うわカッコイイ。



Wエースの片翼である松田君が戻ってくれば爆処は安泰だ。
特にこの二人なら爆弾解体を任せられる実力があるし…もちろん他の人達の実力も認めてる。


俺なんかに認められても嬉しくないだろうけど。
焼肉は終盤。もうお腹いっぱいになってきた。




『そろっとお開きにするか。全員明日も仕事だろ？』


「そうですね。酒に吞まれる前にやめとたほうが懸命ですからね」


「警視！ 班長！ ゼロが呑まれました(殺られました)！！」


「諸伏、介護頼むな」


「そんなあ」


「帰りコンビニ寄ってくか？」


「そうする〜」




俺たちは部屋から出て、会計所に。
もちろん支払いは俺持ちだ。皆出したそうにしてたけどたまには割り勘じゃなくて上司であり先輩である俺に奢らせて！！




『それじゃあ、俺は降谷達の方だから』


「はい。また明日」


「友和さんまた明日〜」


「お疲れ様でした」




そう言って松田君、萩原君、伊達君と別れる。
取り敢えずタクシー拾って帰ろう。




「………霞洲さん」


『どうした？』


「今日は…誘って下さり、ありがとうございました」


『いいんだよ。いつかまた、今日のメンバーで来ような』


「はいっ…」






.

─世界一の大泥棒─→←(2)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す