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仕事が終わり、ヒロと気分転換に歩いていると俺達が尊敬する霞洲さんが声を掛けてきた。
最近は仕事が忙しく会えていなかった為、自然と口角が上がる。
そして友和さんから食べに行かないかと誘われ、俺とヒロは即答でなんの疑いもなく着いて行った。
くそう…この時疑っていれば…これでよく公安が務まるな。
友和さんに着いて行った先は焼肉店で、店員に案内されて向かった個室には同期のハギ、松田、伊達班長がいた。
俺とヒロは友和さんを見て「騙したんですか」と目で訴えるが、友和さんは微笑んで来た。
こ、この人…!!
結局俺達は同期達に捕まり、友和さんはいつの間にか消えていた。嘘だろ。
「さぁーて、降谷、諸伏。今まで何処で何してた」
「……き、企業秘密で」
「班長、殺れ」
「おう」
「え、ちょま! あ゙ぁぁぁ!!」
ヒロは伊達班長にやられてしまった。
ひ、ヒロぉぉぉ!! お前の屍は後で拾っておいてやる。
すると俺の前に座っていた萩が口を開く。
「降谷ちゃん。俺たちさ、お前らが今何してどんなことしてるか分からなくてずっと心配だったんだぜ?」
「所属については何となく察しはついてる…けどな、少しくらいダチを頼れよ」
「っ松田…萩原…」
今日、数年ぶりに同期と再会して嬉しいのに…なんでそんな嬉しいこと言ってくるんだ。
俺は復活していたヒロと頷き、今までの事を話した。三人は黙って最後まで聞いてくれた。
「うわぁ…なにそれ。公安ブラックすぎない??」
「公安がブラックだなんて今更だろ」
「てか諸伏、お前自 殺しようとしてたのかよ!!」
「し、仕方なかったんだって!! あ、俺も知ってんぞ松田。お前爆弾と観覧車で爆死ししようとしてたってな!」
「なっ」
「まあ良いじゃねえか! こうやってまた再会出来たんだ。今日ぐらいパーッとやろうぜ!」
「…あぁ、そうだな」
(「ところで霞洲さんどこいった」)
(「トイレ。あの人食う前に絶対行くんだよ」)
(「一瞬で姿消してたからまじビビった…」)
(『ただいま。話し終わったか?』)
(「「終わりました!」」)
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Yuri(プロフ) - トカさん» 誤字報告ありがとうございます! (2月12日 16時) (レス) id: dfb9ab75d1 (このIDを非表示/違反報告)
トカ - (3)の「火事」が「家事」になっていますよ (2月12日 16時) (レス) @page38 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
詩乃ミザミ(プロフ) - お久しぶりの更新待ってました! (2022年4月8日 21時) (レス) @page39 id: 7be55d3740 (このIDを非表示/違反報告)
侑(プロフ) - さいっっっこう…と無意識に叫ぶほど最高の作品だと思います続き待ってます作者さん大好きです愛してます!! (2022年3月29日 12時) (レス) @page39 id: 8afc6fd8a6 (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - ((◎д◎))ァァァァァァァ いやー神!神作品とはこの事だ! 夢主かっけぇ、、、!続き楽しみにしてます!! (2022年2月14日 5時) (レス) @page39 id: 111ab3751f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2021年5月6日 1時