2.Wエースの上司様【名探偵コナン】

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友和さんの指示により、俺は帝丹高校に業者の服装を装って高校に来ていた。
もちろん今回のことは学校側…教師達は事前に知らせてある。


学生は今はテスト中だし、変に騒がれたら犯人にバレてしまう。
俺は事前に友和さんから渡された無線機通信機を耳につけて準備を始める。


まず、到着してから体育館倉庫を確認。
俺ともう一人の隊員と一緒に捜索していると、人から見えにくい位置に配置されているのを発見した。
こちらも盗聴されてる可能性があるので、外に出て報告。





「こちら、機動隊 爆発物処理班班員 萩原です」


「«どうだった»」



どうやら通話先は田中さんだったようだ。



「帝丹高校に爆弾を発見。東都タワーに設置されている物と同じものだと思われます」


「«！ 了解した。こちらから霞洲警視に報告をしておく。頼んだぞ萩原»」



「はい。エースの名は伊達じゃないんでね」


「«防護服は？»」


「ちゃんと着ます！！」


「«分かってるって»」



そのネタ本当にやめてほしいんですが。もうずっと前から着てるじゃないですかー。
俺は本部に報告し終わり、深呼吸をする。



「すぅ……よし、防護服の準備を」


「はい」



数人がかりで俺は暑くて重い防護服を着る。
７年前のあの日から、俺自身の技術に鼻を掛けず、何より失敗した時、家族に松田や伊達…友和さんを泣かせたくない。


もうあんな過ちは起こさないように。




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